6月24日(土)、明海大浦安キャンパスで、関東地区教育懇談会(2・4年生対象)が開催され、約140組の保護者が参加した。
全体会で栗本真弓教育後援会会長は「地区教育懇談会では、保護者が知りたい情報をお知らせしていきたい」と挨拶。安井利一学長は「今年3月に卒業した学生の就職率は留学生も含めて90%を超えることができた。これは留学生を含む数値としてかなり高いもので、学生たちに高い職業観を持たせることができた結果であると考えています。現在の2年生は、3年生への進級要件が厳しいことはご存知かと思います。これは次の世代を担う人材を作るためであり、明海大では学生を遊ばせません。卒業生の9割が『明海大で良かった』と回答しています。大学としても今後も努力し続けていきます」と話した。
鈴木洋州学生支援課長からは、就職状況を中心に大学の近況報告が行われた。この3月に卒業した学生の就職率は94.4%で、昨年よりも上昇した。そしてホスピタリティ・ツーリズム学科は3年連続、中国語学科が2年連続で100%を達成しました。今年度は6月現在で内定率が4割を超え、堅調であると話した。採用スケジュールは、今の3年生までは今年度と同じ日程で行われる見通し。しかし、今の2年生からはより良い採用選考活動のあり方を引き続き検討すると経団連から示唆しており、今後の動きを注視したいとした。
その後は、担当教員との個別面談が行われた。面談を待つ間、希望者に今年度から設置されたMPPEC(明海複言語・複文化教育コモンズ)と、メディアセンター(図書館)の見学が行われた。参加した保護者は施設を見て「きれいですね」と話し、担当者に質問をする人もいた。
個別面談後は、場所をキャンパス内の「レストランニューマリンズ」に移し、懇親会が行われた。佐々木副学長は「明海大の学生の到達目標は全国でも厳しいものですが、やりがいもあります。きっと学生の伸びを感じてもらえると思います」と挨拶。高野副学長による乾杯の掛け声のあと、学科ごとのテーブルで教職員と保護者が一緒に食事を楽しんだ。
今回、教育後援会では、各テーブルにホスピタリティ・ツーリズム学科の学生が作った「めいかいわいん」を用意。このワインは産学連携の一つで、学生がブドウを育て収穫も行ったもの。また、ボトルに貼られたラベルは、学生がデザインコンペを行い投票で選んだものだ。今年も秋の収穫に向けて毎月学生がワイナリーへ通っている。「おいしい」「飲みやすい」との声があちらこちらで聞かれた。今後、浦安市内のイベントなどでワインを販売する予定もあるという。
【保護者の感想】
関東地区就職懇談会
7月29日(土)、明海大学浦安キャンパスで、関東地区就職懇談会(1~3年生対象)が開催され、多くの保護者が参加した。
開催にあたり栗本真弓教育後援会会長が「私も2人の子どもの就職活動を経験しているが、上の子と下の子では活動スケジュールが随分違う。その変化にいかに対応していくかが就職戦線を乗り切るポイント。今日は情報を集めて帰ってください」と挨拶した。安井利一学長は「夢を持って入学した学生のその夢を叶えるために教職員が一丸となってサポートしていきます」と話した。
【第一部】明海大学の取り組み
キャリアサポートセンター長である内苑孝美教授より、大学の就職への取り組みについて説明があった。就職に強い実学志向の大学を目指し、1年生から就職を意識させるカリキュラムを組んでいる。その結果、学生の意識が以前と比べて変わってきているという。社会人としての心構えができ、将来を見据えて学生生活を送ることにつながっている。内苑教授は、「就職活動は生き物」であるとし、業種業界によって採用の仕方はさまざまであり、日程や方法も年々変わるため、教職員には常に最新の情報収集を心がけるよう働きかけているという。
保護者に対しては「就活には思った以上にお金がかかります。ある調査では費用の平均は約17万円ともいわれています。また、面接に落ち続けると人格が否定されたような気持ちになります。そんなときは家族の温かい励ましとサポートをお願いします」と結んだ。
【第二部】講演会
■企業の変化・社会の変化・学生の変化
株式会社リクルートキャリアの大家純一氏による「就職を取り巻く環境変化と支援の在り方」と題した講演が行われた。
現在の就職活動・状況については、親世代とはまるで異なる。また、人口減少により労働人口も減少していることや、メーカーが減り、医療や福祉、サービス業が増加しているという。「今後はテクノロジーの発展によりAI化が進み、コンピューターにとって変わる職業や職種があるだろう」と大家氏。
学生たちの価値観の変化にも触れ、給料よりも社会貢献を重視したり、終身雇用には固執していないことなどを挙げ、「親の価値観で話していては、子どもと分かり合えない」と話した。
■就活は「落ちる」もの
ある企業の採用フローを示し、エントリーした学生1万4千人のうち、エントリーシートに合格した学生は2千500人であり、この時点ですでに1万人以上の学生が落ちている。そして筆記試験の末、面接までこぎつけた学生は500人、内定を獲得したのは40人だったという。「就活はとにかく『落ちる』ものであるということを学生も保護者も心に留めておいてほしい」と保護者に語り掛けた。
■就活の成否のポイントと、親の向き合い方
インターンシップの重要性についても説明。就職活動に成功した学生は、インターンシップへの参加率が高いという。実際に企業で「働く」という経験は、その後の活動にも影響するのだろう。
ひと昔前は「言われたこと、決まったことをきちんと行う行動力」が求められたが、現在は「現場での対応・課題解決力」や「自律的行動力」が求められるという。親世代の常識が通じない今、子どもから就活について相談があった時は、「キャリアサポートセンターに相談に行ってみたら」と声をかけてほしいと語る。親が推測で答えるよりも、的確なアドバイスを得られる。そして「聞き役に徹し、学生を否定しないこと。最後に決めるのは学生本人です」と締めくくった。
【保護者の感想】
関東地区就職懇談会
パネルディスカッション
「4年生が就職活動体験を語る」
コーディネーター
明海大学総合教育センター准教授
大黒章子氏
<参加者と内々定企業名>
●星野健人さん(英米語学科)
リゾートトラスト株式会社
●平紘夢さん(日本語学科)
大東建託(株)、他1社
●山本千佳さん(中国語学科)
(株)ザ・ギンザ
●朴潤智さん(経済学科)
青山商事(株)
●大野剛志さん(不動産学科)
三井不動産リアルティ(株)、他1社
●野村紗希さん(ホスピタリティ・ツーリズム学科)
日本航空(株)、他2社
-----多くの学生が就職活動に奮闘している最中ですが、今日は一足先に就活を終えた学生に話を聞いていきます。まずは面接の時、どんなアピールをしましたか?
平:13年間サッカーをやってきたことです。ブライダル業界を受けた時は、ブライダル業はチームで目標に向かうので、サッカー経験が役に立つと話しました。
山本:私は気が弱いと言われることがあります。それは、自分のことよりも相手のことを考えてしまうからだと思い、これを逆に強みにしました。自分より相手のことを考えられるのは接客業に向いているとアピールしました。
野村:私はホテルや航空業を志望していたので、今後この業界で求められるのは、多様性への対応だと思い、ボランティア活動でいろいろな人と関わったことを伝えました。
-----みなさん志望する業界ではどんな人材が求められるのか研究していたのですね。では、学生生活でやっておいて良かったことを教えてください。
大野:一年生の時に宅建の資格を取ったことです。
山本:留学です。帰国したのが3年生の2月だったので、就活に出遅れてしまいましたが、どの面接でも興味を持ってもらいました。
平:サッカー部の活動です。身近な先輩から直接就活の情報を聞くことができました。
星野:大学で新聞を読んだり、ネイティヴの先生と話して語学を磨いたり、大学の施設を活用しました。
朴:私はバイトやサークル活動など大学生活を楽しみました。どこでも人間関係のトラブルはあるものなので、それにどう対処したかが、面接でのアピールにつながりました。
-----就活中の親との関わりかたを教えてください。
野村:記入したエントリーシートを母に見てもらいました。母に伝わらないことは面接官にも伝わらないと思ったからです。そして「ここまで頑張ったんだから大丈夫」と励ましてもらっていました。
大野:自分のやりたいようにやりなさいと言ってくれました。「毎日の生活の世話」が一番のサポートでした。
山本:空港のスタッフになってほしいという両親と、化粧品に興味のあった私とで、意見が対立しましたが、勇気を出して話し合いました。最終的には空港の免税店で化粧品を含めた販売業に決まりました。
-----保護者の方へメッセージをお願いします。
平:就職の最終決定は本人に任せてほしい。私は両親のアドバイスを参考にしながらも自分で決めました。そうでないと、就職してもすぐに辞めてしまいそうな気がします。
星野:就活はプレッシャーでストレスを感じるので、息抜きが必要です。私は家族旅行に連れて行ってもらって助かりました。
山本:親の意見を押し付けるのではなく、本人のやりたいことを聞いてほしい。話し合う場を持つことが大切だと思います。
朴:インターンシップは大切なので、ご両親からも勧めてください。
大野:自分のことは自分では気づかないこともあるので、「あなたの長所はここ」などのアドバイスをしてほしいです。
野村:就活中に○○ちゃんはどこどこに決まったらしいわよ、と周りと比べてプレッシャーをかけないでほしい。「あなたの味方よ」と温かく見守ってください。
9/23
近畿・北陸地区(大阪市)
会場 アークホテル大阪心斎橋
9月23日(祝)、近畿・北陸地区を対象とした教育懇親会が大阪で開催された。近畿地区を中心に8組11名の家族が参加し、夫婦での来場や在学生の兄妹と一緒に参加する姿も見られた。
冒頭、教育後援会の戸澤五月副会長が「私たち教育後援会は、保護者と大学教職員それぞれの思いを伝え、絆を結ぶ場を作りたいと思っている。親としては、子どもがいくつになっても心配は絶えない。今日は先生方とお話しすることで不安が解消されれば」と挨拶。
続いて安井利一学長が「当大学の理念は『学生に近く 保護者に近く』。現在、近畿・北陸エリアから52名の学生をお預かりしている。各学部の先生も来ているので、ぜひ忌憚のないご意見をいただきたい」と挨拶し、引き続きスライドを用いて大学施設紹介へ。
「普通は大学院レベルでやること。この設備を持つ学校はほとんどない」という中国語の同時通訳演習室や、「いつでも外国語を喋れる環境を作った」というMPECなどが紹介されると保護者からは感心の声も。「昔の受け身だった講義と違って、今は主体的に学ぶ『アクティブ・ラーニング』が中心。それには教育だけでなく設備も大切」と話し、机と椅子をサッと動かしてグループ議論できる空間を設けるなど、教育環境づくりにも力を入れていることが紹介された。
次に鈴木洋州学生支援課長から「入学直後は履修の登録などでいろいろと大変。そのような中で講義を一度休むと次も出づらくなるので、欠席があれば学生の状況を確認するなどして、早い段階でフォローしている」など、学生生活のサポートについて説明があった。
就職活動については、3年生の3月にエントリー開始となっているものの、実際には3年生の夏休みや冬休みからインターンシップなどの形で就職活動が始まっている現状が伝えられた。「企業は今、厳選志向。自ら取り組み、振り返り、検証できる人がほしいので、それを知るために面接で『あなたは学生時代何に力を入れたか』と聞かれる。就活に限らず学生は意識しておいてほしい」と話し、「就職は業種によって倍率が違うので、学生には視野を広げることも指導している。会社全体の99%を占める中小企業にもいい会社はいっぱいあるので目を向けてほしい」と訴えかけた。
就活を見守る親のスタンスとしては「価値観を押し付けない、否定しない。本人の取り組みをまずは肯定してあげて」とアドバイス。就職試験のSPIについては、「スマホなどでトレーニングできるシステムを作ったので活用してほしい。キャリアサポートセンターではエントリーシートの書き方から指導する。就活コーチがついて、内定獲得まで伴走するのでぜひ活用してほしい」と、大学のサポート体制を紹介した。
各学科教員との個別面談では、成績や就職活動、留学や資格取得について話し込む姿が見られた。面談を終えた保護者は皆ほっとした表情だった。
懇親会は、始めこそお互いに緊張した様子を見せていたが、先生方のスピーチなどを経て、後半は笑いの絶えない会に。「今年はお彼岸のせいか例年より少人数だったが、かえってお一人お一人とたくさんお話ができて和気あいあいとした会になった」と安井学長。会の終盤、4年間皆勤の保護者からの挨拶があり「関東に進学すると決めたときはびっくりしたが、大学からいろいろな通知が来るので安心できた。おかげさまでいい企業に就職が決まり、きちんと卒業もできそう。今回が最後となるのが名残惜しい」と話す保護者に拍手が送られ、「この大学に出会ったおかげで、娘はCAになるという夢を叶えることができた。大きな大学だったら娘は埋もれてしまっていたかもしれない。この大学で、本当によかった」と涙ぐむ挨拶にもらい泣きをする人も。
4年生の保護者は教員や後援会役員たちとの別れを惜しみ、3年生以下の保護者たちは翌年の再会を誓っていた。
【保護者の感想】
9/24
東海地区(静岡市)
会場 ホテルセンチュリー静岡
9月24日(日)、ホテルセンチュリー静岡で、東海地区教育懇談会が開催された。
東海地区からは90人の学生が在籍、当日は28人の保護者が参加した。夫婦そろっての参加が多く、教育への関心の高さがうかがえた。
懇談会では教育後援会の栗本真弓会長が「教職員の先生方とのお話はお子さんの学業の話が中心になると思いますが、本日は教育後援会からも4名参加しています。同じ保護者の立場からキャンパスの良さなどお話しできるかもしれません。お気軽にお声をかけてください」と挨拶した。
安井利一学長は「保護者と教職員の距離が近く、しっかりとコミュニケーションをとることは、本学の教育の理想。これを実現する貴重な機会を設定してくださる教育後援会には感謝しております。学生を4年間で社会に喜んでもらえる人材に育成するのは大学の使命です」と話した。その後、学内のラーニングコモンズやエムペックなどの施設についてスライドを使って説明した。
続いて、大学の近況を鈴木洋州学生支援課長が報告。就職状況に関しては、時間を割いて丁寧に説明がなされた。今年3月卒業の学生の就職率は94・4%で、ホスピタリティ・ツーリズム学科と中国語学科は今年も100%を達成した。
就職活動のスケジュールは近年、毎年のように変更があったが、来年度(現3年生)は今年度の日程と同様であること。現2年生以降については未定だが、政府は現在のスケジュールを定着させたい意向であるとした。ただし、3月広報活動開始、6月選考活動開始というスケジュールよりも前に「インターンシップ」という形で企業が学生に接触していることを考えると、実はもっと早い段階で就職活動が始まっている。そのための準備期間などもあり、活動は長期化しているという。「求人倍率を見ると『売り手市場』とも言えるが、厳選採用であることは変わりなく、早めの準備が必要。就職を見据えて学生生活を送ることが就職活動を勝ち抜くコツだ」と話した。
個別面談では、保護者と学科の先生との面談が行われ、成績や出席状況などを直接先生に質問した。
その後の懇親会では、保護者は教職員から大学での様子を聞いたり、保護者同士で交流したりしていた。日本語学科の柳澤好昭先生は「静岡とは日本語教育の分野で長年関わりのあった場所。やぶそばの隠れた名所でもあります。日本語学科の目標は教員を輩出すること。各地に赴任した卒業生が明海大の精神を広げてくれることを願っています」と話した。また4年生の保護者からは「就職活動を支援する授業があることを地区懇談会で知り、その授業を取るようすぐに息子に伝えました。おかげで今年無事に就職が決まりました。地区懇談会への参加を毎年楽しみにしており、来年も出席したいぐらいです」と笑顔で話した。最後に教育後援会の渡邊香役員が閉会の挨拶をし、会は終了となった。
【保護者の感想】
9/30
北海道地区(札幌市)
会場 TKPガーデンシティ札幌駅前
9月30日(土)、TKPガーデンシティ札幌駅前で北海道地区の教育懇談会が行われた。全体会の挨拶の中で、栗本真弓教育後援会会長が「遠く離れてお子様を見守る保護者の皆様と、親元を離れて頑張っている学生と、そして社会人へと大きく成長させてくれる大学とをつないでいくよう、来年で30周年を迎える私ども浦安キャンパス教育後援会は、より一層活発に活動してまいりますので、今後ともご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします」と挨拶をした。
続いて、安井利一学長が壇上に立ち、「社会性・創造性・合理性を身につけ、広く国際未来社会で活躍し得る有為な人材の育成を目指す」と建学の理念を語ったあとで、プロジェクターを用いて、昨年度・一昨年度に大規模改修をした大学の施設を紹介した。その中で、「昔の受け身だった一斉授業と違い、今は学生が主体的に学ぶアクティブ・ラーニングが中心である。そのためには、学生が活動しやすい施設の充実が必要である」述べた。
次に、鈴木洋州学生支援課長が大学の近況報告を行った。その中で、就職に関することでは「親としての関わり方として、子どもの価値観を大切にしてあげて、自分の経験や価値観を押し付けないことが大切である」と、就職活動を行っている学生に対する親の心構えを力説した。
その後行われた懇親会は、少人数のアットホームな雰囲気の中、和やかに進められた。今回参加された5組のうち2組が1年生ということもあり、教職員の方々との会話の中で新鮮な感想が聞かれた。時間はあっという間に過ぎ、名残を惜しみつつ、5時に閉会となった。
【保護者の感想】
10/7
信州地区(長野市)
会場 ホテルJALシティ長野
10月7日(土)、ホテルJALシティ長野で信州地区の教育懇談会が開かれた。信州地区には長野県、石川県、福井県、富山県出身の学生が59名在籍しており、当日は13組17名の保護者が参加した。
開会にあたり教育後援会の戸澤五月副会長が「この教育懇談会は浦安キャンパスを含め全国12カ所で開催し、先生方と保護者をつなぐ場となっています。親元を離れどんな生活をしているのか、単位は取れているのか、就活はしているのかなどなど、日頃不安に思っていることを先生方との懇談で安心材料に変えてもらえれば…と思っています」と挨拶。
続いて安井利一学長が「保護者の皆さまと教職員で、国際社会で活躍できる人材となるような学生を育てていきたい。建学の精神に基づき、どんな状況に置かれても主体的に問題を解決できる力をつけることが必要」と話し「進級の要件として英検や日商簿記検定などの外部試験も取り入れている。学生も大変だとは思うが、これらの学習の成果は望んでいる職業に就くことで保護者の皆さまにお示ししたい」と結んだ。
その後スライドを使った大学の施設紹介もあり、主体的に学ぶ『アクティブ・ラーニング』を実現するためのAV教室や同時通訳演習室、外国人の先生方が常駐し、いつでもコミュニケーションを取れるエムペックなどを説明した。
次に学生支援課佐久間健二主幹より大学の近況報告が行われ、年4回行っている授業出欠席状況調査では、早期に学生のフォローをすることで休学や退学等の問題解決の成果が出ているという。また今年の春からは大学ホームページで学生の時間割、出欠状況、成績を確認できると説明し、積極的な活用を呼び掛けた。
就職活動についてはより細かな報告がされ、2017年3月卒業生の就職率は94.4%となり、ホスピタリティ・ツーリズム学科と中国語学科では100%を達成。現4年生の就職活動状況は10月5日現在で内定率が73.0%。引き続き求人倍率は高いが、企業は無理をして採らずに厳選採用しているとの認識を示した。また来年度(現3年生)の就職スケジュールについては本年と同じ日程であるとし、インターンシップによる学生と企業の接触がますます活発になる一方、そのような動きをしている学生と動いていない学生の二極化が目立つ点にも触れ、3年次のキャリアデザインの受講やキャリアサポートセンターの徹底活用などを訴えた。
個別面談では各学科の先生方と熱心に話をする姿が見られ、成績や留学、就職活動などをじっくりと相談していた。また控室では安井利一学長が保護者の間を回って懇談をし、大学への要望や学生の様子などに耳を傾けていた。
懇親会は安井利一学長の挨拶の後、竹部正樹事務部長の乾杯でスタート。個別相談を終えた保護者は皆、安堵した表情で教職員とともにテーブルを囲み、和やかな雰囲気で飲食を楽しんだ。
【保護者の感想】
10/15
九州地区(福岡市)
会場 ホテルクリオコート博多
10月15日(日)、九州地区教育懇談会が福岡市のホテルクリオコート博多で開催された。今年度は、昨年よりやや少なめの10組17名の参加があった。
最初に挨拶に立った栗本真弓教育後援会会長は、「遠く離れてお子様を見守る保護者の皆様と、親元・地元を離れて頑張っている学生と、社会人へと大きく成長させてくれる大学とをこれからも繋いでいくよう、来年で30周年を迎える浦安キャンパス教育後援会は、一層活発に活動してまいりますので、今後ともご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます」と挨拶した。
続いて大学を代表して挨拶をした安井利一学長は、「社会性・創造性・合理性を身につけ、広く国際未来社会で活躍し得る有為な人材の育成を目指す」と建学の理念を語ったあとで、パワーポイントを使って、一昨年度末にリニューアルした図書館の中のラーニングコモンズや、昨年度末に同じくリニューアルした明海複言語・複文化教育コモンズ(通称MPPEC) などを紹介した。
佐久間健二学生支援課主幹は、大学の近況報告の中で、「学生支援課の修学支援業務に触れ、2001年度より実施している授業出欠席状況調査は、休みがちの学生に対して、待ちの姿勢ではなく、大学と保護者で力を合わせて学生の問題解決を図るようにしている」と述べて、大学が学生に寄り添った指導をしていることを強調した。また、就職に関しては、企業から学生に求められているのは「人柄」と「熱意」と「可能性」であると、3つのポイントを説明したあと、親としての関わり方として、「子どもの価値観を大切にしてあげて、自分の経験や価値観を押し付けないことが大切である」と、就職活動を行っている学生に対する親の心構えを力説した。
個別面談では、各ブースとも熱心に相談される保護者の姿が見られた。
その後の懇親会は、樋口早苗学事課長の乾杯の発声で始まった。それぞれのテーブルごとに輪ができ、和やかな雰囲気で進められた。恒例の教職員のスピーチの後で、今年度卒業予定の2名の保護者が挨拶。そのうちの一人は、教育後援会の評議員と地区教育懇談会ともに、4年間皆勤であったと司会の秋山事務長から紹介された。
最後は、村田由実役員の閉会の言葉で幕を閉じた。
【保護者の感想】
10/28
東北地区(盛岡市)
会場 ホテルロイヤル盛岡
秋田から3時間以上かけて自家用車でやって来たというご夫婦も含め、東北4県から13組の保護者が盛岡市内のホテルに集まった。冒頭、教育後援会の栗本真弓会長が、1週間後に迫った学園祭のテーマ「トライアングル」のフレーズを用い、「われわれ後援会は学生・保護者・大学の3つをつなぐ存在でありたい」と挨拶。
続いて安井利一学長は「この教育懇談会は保護者の皆さまと直接触れ合って、意見を大学運営に生かしていく機会。ご自身のお子さんの普段の様子を教員から聞くことはもちろん、ぜひ忌憚のないご意見をいただければ」と話した。また、学内の設備をスライドで紹介しながら、「大学で学んだことを社会に還元するためには、自ら主体的に動く力が必要。在学中に目標に向かって自分自身で積極的に取り組めるような環境を用意しています」と説明。最新の設備がそろう大学の様子に保護者たちは感心しきりだった。
鈴木洋州学生支援課長からは、保護者が特に気になっている就職の状況についての説明が。「2017年発表の求人倍率は1.78倍ですが、これはあくまで平均値。800人以下の中小企業だけ見ると倍率はぐっと上がり、6.45倍。その反面、5000人以上の大企業だと0.39倍と低いのが現状です。また、金融業は0.19倍と狭き門ですが、流通業では12.32倍と門戸が広がります。
このように、会社の規模や業種によって求人倍率は大きく異なります。中小企業やBtoB(Business to Business=企業間取引)の業界には、名は知られていないけれどオンリーワンの会社がたくさんあります。保護者の皆さんも子どもの就活先を決して知名度だけで判断せず、中身を見て応援してあげてください」とアドバイスした。
その後、各学科の教員と保護者が成績や授業の出欠状況、普段の様子などについて直接話ができる個別面談へ。航空会社のグランドスタッフになりたいという学生の親へ3年次からのゼミの募集の話をしたり、経済学科の学生の保護者には就職時に評価されやすい簿記の資格について試験の日程や、普段の授業態度から推測する合格の可能性などを話したりと、教員たちは学生一人一人の事例に丁寧に対応した。
また、学業だけに限らず学生が下宿している市内のエリアについて、「いい環境なので心配いりません。健全なアルバイト先もたくさんあります」と生活面での保護者の心配にもしっかりと応えた。
最後の懇親会では、盛岡の地酒を囲みながら自然と保護者同士の交流も生まれ、和気あいあいとした雰囲気で会は幕を閉じた。
【保護者の感想】
10/29
東北地区(福島市)
会場 ホテルサンルートプラザ福島
10月29日(日)、ホテルサンルートプラザ福島で東北(福島)地区の教育懇談会が開かれた。台風接近による風雨が心配されたが、当日は福島県と山形県在住の保護者14組23名が集まった。
冒頭、教育後援会戸澤五月副会長が「悪天候の中お集まりくださりありがとうございます。今日は実際にお世話になっている先生方との面談で、日頃の不安を安心に変えてもらえたら…と思っています」と挨拶。
次に佐々木康史副学長が壇上に立ち「本日はお足元が悪い中ご参加いただきありがとうございます。本学は1970年に開学し2020年には50周年を迎えます。創設当初より、当時としてはまだ珍しかった少人数教育を実践しており、学生と先生方と保護者の皆様が非常に近い関係にあるのが特長です」と話した。また「近年はキャリア教育にも非常に力を入れており、入学当初から就職という出口を見据えた体系的な教育課程を定めています。本学で4年間学んだ学生が卒業後の社会で活躍するために、表現力や論理的思考力も身に付くように取り組んでいます」と述べた。
続いてキャリアサポートセンター大田原長茂主幹が大学の近況報告を行った。休日にも授業実施日があることや、年4回行っている授業出欠席状況調査の説明があり、個別に学生をフォローし、悩みや問題を一緒に解決して離学者を防いでいると報告した。
就職状況については、現4年生の内定率が10月25日現在で78.6%。求人倍率は高いが、企業は厳選採用していると説明。また来年度(現3年生)の就職スケジュールは本年と同じではあるが、業種によっては広報活動や採用活動が早期に始まり、特にITやブライダル業界はこの傾向が顕著なので早目の情報収集が必要と呼びかけた。またIターンUターンでの就職希望者も、地元の合同企業説明会の利用等で積極的に情報を集めることが大切と話し、3年次のキャリアデザインの受講やキャリアサポートセンターの徹底活用を訴えた。
個別面談では先生方と熱心に話をする保護者が多く、成績や出欠状況、留学、就職活動など、日頃心配に思っていることを細かく相談していた。
その後の懇親会は下田直樹経済学部長の乾杯でスタート。個別面談ではやや硬かった表情も、懇親会では保護者、教職員とも笑顔が多くなり会場は和やかなムードに。毎年参加しているというリピーターも多く、近況報告などをしながら会食を楽しんだ。今回が最後の参加となる4年生の保護者も紹介され「学生の面倒見がよく、私大の良さを実感した」「学生と先生の近さが素晴らしい」などと挨拶。別れを惜しみつつ閉会となった。
【保護者の感想】
11/3
北陸地区(新潟市)
会場 ラマダホテル新潟
11月3日(金)、ラマダホテル新潟で北陸地区の教育懇談会が開かれた。当日は秋晴れに恵まれ、新潟県と山形県、宮城県、石川県在住の26組40名が参加。この地区はリピーターがとても多く、懇談会会場も満席となった。
始めに本多輝明教育後援会副会長が挨拶に立ち「学生たちは明日からの明海祭の準備に励んでいます。離れて暮らしているので不安なこと、気にかけていることもあると思いますから、今日は先生方に直接質問や確認をして安心感に変えてください」と話した。
次いで大津由紀雄副学長・外国語学部長が挨拶。「私は3年連続で新潟にお邪魔しています。本日も多くの保護者の方に参加していただき、大変うれしく思っています」と話し「私の大学時代は、先生の話をひたすら聞きノートを取るという形式でしたが、現在は能動的な学習・アクティブラーニングが主流です。明海大学の理念は『合理性、創造性、社会性』で、これはアクティブラーニングが目指していることと共通しています。約50年前の大学創設時に、すでに現在主流となっている学習形態を描いていたようです」と述べた。
次にキャリアサポートセンター大田原長茂主幹から大学の近況報告があり、学生が快適に過ごせるよう学内の改修や改善を随時行っていること、また前期授業期間中に2回、後期授業期間中に2回授業出欠席状況調査を実施していることに触れ、学生を個別にフォローしていくことで大学と保護者と共に悩みや問題を解決でき、成果を上げていると話した。
就職についてはさらに詳しい内容を報告。現4年生の内定率が10月31日現在で79.3%になり、未定の学生にも最後まで支援を続けていくと説明。また学生支援課の修学支援スケジュールを示しながら、3年生からスタートするさまざまな行事内容を紹介。インターンシップについても「以前は5日以上が求められていたが、今は最低日数要件が削除されワンデープログラムが非常に増加している。早めの情報収集が就活成功のカギ」と続けた。面接では①大学時代に何をしたか②志望動機③自己PRが重要になるので、1・2年生は①を意識して過ごしてほしいと言い、3年次の授業科目であるキャリアデザインの受講やキャリアサポートセンターの徹底活用を訴えた。保護者にも「電話でも結構ですので、就職についてもお気軽にご相談ください」と呼びかけた。
個別面接会場では次々と先生方との面談が行われた。熱心に話をする保護者が多く、成績や出席状況などを丁寧に説明してもらい、ほっとした様子だった。
懇親会は、本多輝明教育後援会副会長の「リラックスした雰囲気の中でさらに親睦を深めてください」という挨拶でスタート。竹部正樹事務部長の乾杯の後は、あちこちで「お久しぶりです」「お元気でしたか」の声が聞こえ、歓談の輪が広がっていた。最後には、今年度で卒業となる保護者3組が紹介され、各組お礼の言葉を述べると会場は拍手に包まれ、和やかなうちに閉会となった。
【保護者の感想】
11/25
中国・四国地区(岡山市)
会場 岡山後楽ホテル
11月25日(土)、中国・四国地区教育懇談会が、岡山後楽ホテルで開催された。今年度は、昨年度の倍以上の10世帯13名の出席者があった。
冒頭挨拶に立った栗本真弓会長は「この教育後援会は、来年で30周年を迎えます。今まで以上に、保護者・学生・大学を繋いでいくよう活発に活動してまいりますので、これからも、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます」と語った。
続いて挨拶に立った安井利一学長は、教育に対する理念として「子どもに近く、保護者とも近くコミュニケーションをとって大学を運営していく」と語った後、「現在教育の世界は、学生が主体的に学ぶ(アクティブ・ラーニング)時代に入っており、一方的に教員が教えるという時代ではありません。教員が教えるということから、社会に出て課題を解決していく、という能力を付けさせるために施設の改善を図っています」と述べて、一昨年度の3月に図書館の2階を改修して作ったラーニンング・コモンズや、昨年度の3月に改修を行ったMPPEC(明海複言語・複文化教育コモンズ)などをスライドで保護者に紹介した。
その後、粂智規学生支援課主任から大学の近況報告があった。特に就職に関して、企業から求められている理想の人物像は、価値観や思考や組織の風土に適合するかという「人柄」、自己を分析する能力や希望している会社の研究がしっかりなされているかどうかという「熱意」、そして、この人物ならばわが社に入っても仕事を任せられるという「可能性」が大切である、と力説した。
個別面談ブースでは、各教授から学生生活や成績などの説明があった。また、並行して担当職員による留学や就職に関する相談も行われ、保護者は熱心に相談していた。
懇親会は、予定より早めにスタート。初めて参加者も数組あり、会は和やかに進行した。先生方の挨拶が終わった後、司会の秋山事務長より、今年度で最後になる4名が紹介されると、会場から盛大な拍手が沸き起こった。4名の保護者からは、「来年もOBとして参加したい」などの声も上がっていた。
最後は、福田清一副会長の閉会の言葉で会はお開きとなった。
【保護者の感想】
12/2
沖縄地区(那覇市)
会場 ホテルロイヤルオリオン
12月2日(土)、沖縄地区教育懇談会が、ホテルロイヤルオリオンで開催された。参加者は昨年度よりも増えて9世帯10名。そのうち5世帯が1年生ということもあり、会場はやや緊張した空気に包まれた。
最初に、栗本真弓教育後援会会長が登壇し「皆様におかれましては、遠く離れてお子さまを見守っておられ、心配が尽きないと思います。どうぞこの機会に、学業はもとより、学生生活や就職・留学についての相談、また、教職課程相談などのブースも設けておりますので、ご利用いただけたらと思います」と挨拶した。
続いて、安井利一学長が壇上に立ち、「社会性・創造性・合理性を身につけ、広く国際未来社会で活躍し得る有為な人材の育成を目指す」と建学の理念を語った後、プロジェクターを用いて、昨年度・一昨年度に大規模改修をした大学の施設を紹介した。その中で、「昔の受け身だった一斉授業と違い、今は学生が主体的に学ぶアクティブ・ラーニングが中心である。そのためには、学生が学びやすい施設の充実が必要である」と述べた。
鈴木洋州学生支援課長からは大学の近況報告の後、最新の就職状況についての説明があった。企業から求められている人物像は「人柄」「熱意」「可能性」の3つのポイントであり、特に3つ目の可能性については、「大学時代に何をしたか?そこから何を学んだか?そして、それを今後どう生かすか?」ということを常に考えておくことが大切である、と強調した。
その後に行われた個別面談では、わが子の成績についてじっくりと説明を受けたり、大学での様子などを担当の先生に質問したりと、熱心な面談風景が見られた。また、教職課程ブースや学生生活相談ブースなどにも相談する保護者の姿が見られた。
懇親会では、今年度も沖縄県出身者たちで結成された「明海大学うちな~んちゅ会」の学生たちによる、保護者宛てのビデオメッセージが上映された。参加者の半分以上がビデオメッセージは初めての1年生ということもあり、保護者たちは、食い入るように見つめて目を潤ませていた。
最後は、秋山事務長の閉会の言葉で会はお開きとなった。
【保護者の感想】
1月20日(土)、明海大浦安キャンパスで、関東地区教育懇談会(1年生、3年生対象)が開催され、約170組の保護者が参加した。
全体会で栗本真弓教育後援会会長は「秋から全国を回り、今回の地区懇談会が今年度最後の開催となりました。本日は午前中に留学生の壮行会に参加しました。留学は素晴らしい経験になります。今日は留学についてもぜひご相談ください」と挨拶した。安井利一学長は「現在の社会が求める人材は、自分で問題解決できる人。本学では受け身の授業ではなく、アクティブラーニングを積極的に取り入れて優秀な人材を育てています。これからも学生の夢の実現を全力でサポートしていきます」と挨拶し、ラーニングコモンズやアクティブラーニング用教室のスライドを用いて説明を行った。
鈴木洋州学生支援課長からは、大学の近況や就職状況について報告した。
現4年生の求人倍率は昨年よりアップの1.78倍。まだ2倍に届かない数字ではあるが「売り手市場」と言われている。実際リーマンショック後、就職先の決まらないまま卒業していく学生を見送ってきたことを考えると就職環境は改善してきたと話した。現3年生の就職スケジュールは、昨年同様3月1日より広報活動開始、6月1日より選考活動開始となる。しかし、現4年生の就職活動状況を見ると、3月前にも企業との接触はあり、内定が出るペースも早かったことから、日ごろから情報収集し、早めにスタートできるよう準備しておくことが大切であるとした。
近年の就職活動はインターンシップの影響が大きくなっており、3年生の夏のインターンシップに向けて準備を始めてほしいとのことだ。
全体会の後は、個人面談が行われ、保護者は先生から直接、学生の様子を聞いていた。また面談の合間に学内見学が行われ、アクティブラーニングの様子を聞いた。
そして場所を学内のレストラン「ニューマリンズ」に移して、懇親会が行われた。食事をしながら、保護者と教職員が活発に交流を行った。途中、高野敬三副学長を皮切りに、参加した教員による挨拶が行われた。就職活動を支援するキャリアサポートセンターの内苑孝美センター長は、「3年生の広報活動開始は3月からとなっていますが、実際は1月から動き始めています」と保護者に熱心に訴えた。また、『広辞苑 第7版』の編纂に携わった佐々木文彦先生から、抽選で参加者に『広辞苑』がプレゼントされ、楽しくも有意義な会であった。
【保護者の感想】
明海大学浦安キャンパス 教育後援会
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