→2013年度 各地区教育懇談会日程
これまで関東地区の教育懇談会は人数等の関係で2年生のみを対象としてきたが、今年度より2回に分けて、他地区と同じく全学年の保護者を対象に行うことになった。この日は2年生と4年生の保護者が対象、1年生と3年生は来年1月に開催の予定だ。
秋山敏夫事務長の進行で始まった懇談会では、まず松田清志教育後援会会長が挨拶。「教育懇談会は教育後援会の最重要事業と考えており、9月からは北海道から沖縄まで、教職員の皆さまと一緒に全国を周る予定です。先生方との面談の合間には就職や留学の相談ブースにも足を運んで、有意義な時間を過ごしていただきたい」と話した。
安井利一学長は「大学が保護者の皆さんと顔を合わせてお話をする機会を毎年つくってくださる教育後援会に感謝したい」とお礼を述べたあと、「大学では4年間で社会人としてのしっかりとした人間力を養成しようと努めてきました。また、保護者からの要望が多い就職やキャリア教育の充実も進めています。その一端として、昨年末には明海大の卒業生、その保護者、そして卒業生が就職した企業担当者にアンケートを実施。卒業生の自己評価だけでなく、企業からの、どういう能力を育てて卒業させてほしいのかという声も、今後の方向性に反映し教育を改革していきたい」と話した。
さらに「教職員が一体となって取り組んできた離学率の減少についても、昨年、一昨年と比べると着実に下がってきている。大学での自己実現やどのような将来を見据えていくかを自分で考えてもらい、再確認することで、離学率を1~3%まで減らしていきたい」「今後も大学で社会人基礎力、コミュニケーション能力、クリティカルシンキングなど人間としての能力を磨き上げることで、明海大卒業生の社会人としての評価を上げていきたい」「学部でも新たな方向性を求めており、英語だけでなく、複数の言葉を用いながら社会で活躍できる人材が育成できないかと考えているところ。大学と保護者が一体となって明海大生のために力を注ぎたい」と話した。
次に鈴木洋州学生支援課長より大学の近況報告があった。就学支援活動では欠席の多い学生に対し、ただ学校に来ることを促すだけでなく、「悩みがあれば一緒に考えていこう」という姿勢で教職員から積極的に学生に声をかけているので、「保護者の側から気付いたことがあれば、学校に相談してほしい」と呼びかけた。
また明海大の就職状況については時間をかけて説明した。リクルートワークス研究所によると、今年の4年生への求人倍率は1.28倍。昨年の1.27倍と比べてほぼ横ばいの状況。一方で卒業生の就職率は上がっている。これはどういうことか。鈴木課長は「学生が最後まで粘り強くがんばった」結果であるという。また、大手企業だけでなく中堅中小企業にも目を向けたことなどをあげた。
内定をいくつももらう学生の特徴は「就職活動への動き出しが早いこと」。12月1日の広報活動解禁日から翌年4月1日の選考活動開始までの間に、正月や大学の定期試験があるほか1社書くのに4時間かかるというエントリーシートの提出なども重なり、思いの外、時間がないのが実情。企業研究やペーパーテスト対策などは早めに始めることも大切であるという。
企業が求めるのは「人柄」「熱意」「可能性」。大学で何をして、そこから何を学び、それを今後どう活かすか、これを大学時代のエピソードを交えて自分の言葉で語ることが求められる。
一方で採用時期を変更するといったニュースも流れているが、世の中の状況は変わっても企業が学生に求めるポイントは変わらないので、情報に振り回されることなく、日々の生活を充実させてもらいたい、と結んだ。
その後、体育館で個人面談が行われた。
面談の後は、会場を学内のレストラン「ニューマリンズ」に移し、懇親会が行われ、先生方を囲んで話が盛り上がっていた。
【参加者の声】
久村充教育後援会副会長は「日本の経済は明るい方向へ向かっているそうですが、就職に関してはまだまだ厳しい声が聞かれる状況。しかしその中で明海大の昨年の就職率は一昨年を上回りました。今後も大学側と連携をとりながら、支援してまいります」と挨拶。
安井利一学長は「明海大学では1年生時から必修でキャリア教育を学んでもらいます。他にもインターンシップ等いろいろなメニューを準備しています。就職を希望する学生全員が就職活動を通して自己実現できるような大学作りをしていきます」と話した。
【明海大学就職支援の取り組みについて】 キャリアサポートセンター長 内苑孝美教授
キャリアサポートセンターは、学生が就職できるよう導くのが大きな仕事で、4年間を通してフォローアップとサポートをしながら学生たちを育てる役割を担っている。
今年の4月からは施設もリニューアルし、明るく訪ねやすいオープンな施設となった。現在の1年生からは、就職を希望する学生全員がキャリアデザインを履修できるようになり、また、履修しなかった学生の就職もフォローアップしていく。
具体的な支援として、就職ガイダンスの開催についての説明があった。今の3年生は今年の5月からスタート。12月から始まる就活に向けて、筆記試験対策や エントリーシート、グループディスカッション対策など、今準備しておかなければならないことを学生に情報提供していく。
またSPI対策の重要性についても触れ、「最終面接までいったのに、SPIで落ちた学生もいます。最近では自社でテストするのではなく、全国7都市のテストセンターを利用する企業も増えている」という。
学内企業セミナーは80~150の企業担当者を大学に招く。1月、2月、5月、6月、9月と複数回開催することで、学生が常に前へと進める材料を用意している。
最後に「今の2年生からは就活のスタートが3年12月から3月へ変わります。大学はすでに対応策を検討しています。教職員、保護者、学生が一体となって就職を決めていきましょう」とメッセージを送った。
【父母のための就職ガイダンス】
(株)リクルートキャリア 毛利威之氏
私はこれまでの人生を振り返り、「頑張れば道は開ける」と考えるようになったと話す毛利氏。成績下位だった高校生から早稲田大に合格。学生のときの家庭教 師のアルバイトでは、教え子と一緒に頑張った結果「合格請負人」と呼ばれるようになったという。就職後も、興味のなかった住宅情報誌の仕事や、初体験の営 業職を経験する中でその思いを強くした。
「現在のマネージャーという仕事も、就職時には考えてもみなかったが、やってみたらとても面白かった。就職活動を始める前の段階で、あれこれ結論を決めるような議論は無意味です。学生には『まずやってみようよ』とアドバイスしています」。
◆就職活動の主役は企業
就活は学生が主役として語られることが多いが、実は企業の「採用活動」だ。企業には企業理念があり、それを実現するための戦略がある。この戦略を実行するためには、どんな従業員がふさわしいかを企業は考え、採用担当者が、企業の戦略や計画を一緒にやる人を探している。
「志望動機を尋ねるのは、企業理念や戦略が分かっているのか見極めるためです。自己PRをさせるのは、その学生の姿勢やその方向性が自社の風土にあっているのか見るためだ」と話した。
◆戦略が違っても企業が新卒に求める条件とは?
企業は組織ですから「常にみんなと一緒にやっていけるか?」が気になります。これはコミュニケーション能力という言葉で語られることもあります。
◆今の就職は本当に厳しいのか?
求人倍率はここ何年もほぼ横ばいで推移しています。その中で近年は、内定を何社もとってくる学生と、0社という学生の二極化を感じます。就職が厳しい厳し いといわれますが、内定がとれる学生には、社会は開いているのです。厳しい経済状況の中、企業は「できる学生」を求めています。一方、「手のかかる学生」 を無理して採用しようとは思わないのです。
◆就活は3年の12月からでは遅い
12月1日は、学生と企業のやり取りが解禁になる日ですから、やりとりの前には準備が必要です。準備は早いにこしたことはありません。今の2年生以降は解 禁日が3年生の3月からと大きく後ろにずれ込みます。採用期間が短くなった企業は、なんらかの対策をとるはずです。現在と同じように、3年生になったら準 備を始めたほうがいいでしょう。
【パネルディスカッション】
遠藤―すでに内定をもらっている4年生から具体的な体験をお聞きしたいと思います。
まず、どんな学生生活を過ごしていたのか教えてください。
鈴川―いろんなことに挑戦しようと思い、留学、インターンシップ、成田空港でのアルバイト、それから地元では太鼓の会でも活動しています。
染谷―1年生のときは遊んでばかりで、成績も低迷。2年生から心を入れ替えて、勉強しました。
遠藤―変わったきっかけは?
染谷―2年生に進級するとき、先生から「このままでいいのか?」と言われたんです。海外研修制度に憧れて明海大に入ったのに…。このままでは終われないと思い、次の日からひたすら勉強しました。
松岡―私はファミリーレストランでアルバイトです。バイトリーダーにもなり、新人の育成や、お客さまのクレーム対応もやりました。
近藤―1年生から塾講師のアルバイトを。毎日授業を受け持っていたので、大学の勉強や課題は授業中にきっちりこなすようにしていました。休日は友人と草野球をしたり、宮城にボランティアに行ったりと、メリハリのある生活を心がけました。
大塚―親元を離れ、一人暮らしさせてもらっているので、申し訳ないと思い、しっかり勉強しました。
田中―1年生のときは遊んでしまいました。2年生は資格取得に励み、3年生からは就活です。実はインターンシップの選考に落ちたんです。そこで、居酒屋のバイトを頑張ることにし、それまでと意識を変え、お客さまと積極的に話すようにしたり、バイトの先輩後輩に声を掛けたりして、どうしたら売り上げが上がるかを考え て働くことにしました。そして「こうやってお店は作り上げていくんだ」ということを学びました。
遠藤―田中さんのこのエピソードは、就職面接でも彼女の自己アピールとして強い武器になっていましたね。
では、就職活動では志望する業界を絞り込んで動く人と、活動の中で絞り込む人がいます。絞り込んでいた人に聞きます。
染谷―私は高校生から不動産関係志望で、不動産学部のある明海大に進学しました。
遠藤―不動産といってもいろんな業態があるけど、どうやって絞り込んだの?
染谷―説明会に参加したり、他業界の話を聞いたりしているうちに、これからは新たに建物を建てるよりも、既存の建物を活用する時代ではないかと思うようになり、仲介業を選びました。
遠藤―では、皆さんの「売り」となったものは何でしょうか?
松岡―行動力です。説明会では必ず質問。さらに個別にも質問に行き、担当者の名刺をもらい、すぐにお礼のメールを送るようにして、つながりを作りました。
近藤―私の場合、選考過程で6回の模擬授業があり、その度に指摘されたことを次回では改善する努力を続けました。現在、内定企業の担当者からは「不器用だけど負けず嫌いと努力の近藤」と呼ばれてます。
大塚―小学1年生から続けていた剣道で養った継続力と忍耐力です。
田中―「明るく、元気で、素直に」をアピールしました。面接官から「あなたと話していると楽しい」と言われたこともあります。
染谷―「不動産取引のプロフェッショナルになる」という目標とそれに近づくための努力です。そのプロセスで成績優秀者への学費免除やケンブリッジ大、北京大への海外研修の獲得、宅地建物取引主任資格の取得は、努力の証明になりました。
遠藤―内定をもらっている皆さんでも、半年近い就活の中で苦しい思いもしているはず。親御さんからはどんなサポートを受けましたか?
田中―両親とは就職についてあまり話はせず、あるとき「今度最終選考なんだ」と何気なく父に話しました。すると、最終選考の前日、部屋に新しいワイシャツが置いてあったんです。とてもうれしくて、それを着て面接に行き、面接でもその話をし、内定をいただきました。
染谷―私は父も不動産関係の仕事をしているので、家庭でも不動産業界の話をしました。
鈴川―母も客室乗務員を目指していた経験があるので、よく相談しました。それからまだ飛行機に乗ったことがない高校生の弟から「飛行機に乗せてね」と書いたメッセージをもらったことが印象に残っています。
大塚―一人暮らしなので両親からの直接のサポートはありませんでした。内定が出て初めて話をしました。このように自由にやらせてもらいました。
近藤―昔から両親は干渉してこないタイプなので、自分から状況を話していました。あまのじゃくな自分の性格を見越して、両親は分かっていて何も言わなかったのではないかと思います。
遠藤―これから就活する学生の保護者の皆さんにメッセージをお願いします。
松岡―就職活動は長期戦。親の「頑張って」の一言が自分を支えてくれました。
近藤―企業が求めているのは実は常識的なこと。メールの返信はすぐにするとか、そういうことですから、自信を持ってお子さんたちを見守ってあげてください。
大塚―あまり多くは言わないこと。就活の時期は誰もがナイーブですから、本人から話しがあるまでは言葉はかけないであげてください。
田中―就活にはお金がかかります。スーツに靴に鞄に交通費。アルバイトしている時間もない。そういうときの親からの援助は助かりました。それと、お父さんからのワイシャツです(笑)。
染谷―大学の4年間で自分を鍛えれば、残りの人生を楽しくできる。でも、これを親が言っても子どもは聞かないと思います。そんなときは、こんなことを言う先輩がいたよ、と話してみてください。
鈴川―家族のサポートなしでは、この内定はいただけなかったと思い、とても感謝しています。みなさんの就活を私も応援しています。
遠藤―皆さん、ありがとうございました。
【全体会】
冒頭、本多敏子教育後援会副会長が「遠い千葉県での学生生活、ご心配なことも多いと思います。成績や学校生活の様子など細かくご相談に応じますので聞いてください」と挨拶。
次に安井利一学長が壇上に立ち、「今日は雨のなか足を運んでいただきありがとうございました。全国11カ所で行う教育懇談会は、保護者の皆さんと直接お話 できる貴重な機会。ぜひ、さまざまなご意見をお聞かせいただき、皆様にとって有効な時間になるようにしたい」と述べた後、2013年春に完成したキャリアサポートセンターに触れ、「今まで以上に学生一人ひとりに寄り添った就職支援が可能になった。学生の将来を保護者の方々と一体になって考えたい。政治経済の動きを分析しながら、きめ細かい支援をしていくので、ご安心ください」と力強く語った。
続いて鈴木洋州学生支援課長が、12ページにまとめられた『明海大学近状報告資料』を元に、定期試験などのスケジュールや出欠席状況調査の日程、3・4年 生の就職支援行事について説明した。「2001年より、学生支援システムの構築に力を入れている。年に4回授業出欠席状況調査を行い、休みがちな学生には 教職員の方から積極的に声をかけ、時には面接をすることも。精神面でもきめ細かいサポートをすることで離学者の防止に努めていきます」
さらに、多くの時間を割いて説明したのが就職について。「大学に寄せられる求人票は幾分上向き傾向にあり、全体的には良くなっている。とはいえ、大手企業が採用枠を増やす一方で中小企業ではその動きは見えないため、厳しい状況に変わりがない」と現状を説明した。
明海大学は地元企業からの求人の発掘もしており、大学が率先して企業と学生のマッチングをしているが、やはり学生本人の努力は欠かせない。「企業側が見ているのは、人柄、可能性、熱意です。その中で難しいのが可能性を伝えること。サークル活動やアルバイトなど、普段の生活のなかでPDS(計画、実行、検証)がしっかりできているかが重要視されている。例えば、アルバイト先で問題が起きたとき、それをどう解決し、そこで何を学び、どう生かしたかなどの具体的なエピソードをもとに、自分の可能性を上手にアピールしてほしい」とアドバイスした。
また、インターネットが欠かせない現代の就職活動がいかにスピード勝負で、かつ時間と体力を必要とするかを話し、「親の言葉が救いになったという学生は多い。プレッシャーを抱えながら活動する子どもたちを温かく見守ってほしい」とメッセージを送った。
【個別面談】
個別面談では、経済学部教授と主に単位の修得状況や成績についての質問や相談が行われた。ていねいに話す教授の話に保護者の緊張もほぐれ、腰を据えて話し合う姿が印象的だった。
【懇親会】
懇親会は、本多副会長、安井会長の挨拶のあと、地下和弘事務局長による乾杯の音頭で歓談タイムに。学長をはじめ教職員と保護者が同じテーブルを囲み、さっくばらんに話す和やかな席になった。
【参加者の声】
【全体会】
挨拶に立った松田清志教育後援会会長は「本日は2回目、3回目の参加という方が多いと聞き、うれしく思っています。親元を離れて子どもを大学に通わせるのはとても心配だと思います。先生方とお話しすることで少しでもその不安が解消されればと思っています」と話した。
安井利一学長は「明海大学は学生たちの目標、目的をかなえるための手助けをしていきます。大学は今後も関係各所へのアンケートなどを通じて、自己改革を進めていきます」と話した。
鈴木洋州学生支援課長からは、大学の近況報告が行われた。明海大学では出欠に問題のある学生には積極的に声をかけ、学生が大学生活を続けていくサポートをしていると話した。続いて、大学の就職支援業務や就職状況については時間をかけて説明。
「民間会社の調査では求人倍率はほぼ昨年と同じですが、大学に届く求人票は増えています。政権交代による景気回復の期待からか就職状況は若干改善していると思われます。その影響を受けてか、学生たちの就活にも変化が見られます。これまでは厳しい就職状況を考え大手企業から中小企業への就職希望が増えていた のが、大手志向へと回帰していると感じます。しかし1.28倍という求人倍率を考えると、中小企業にもいい会社がたくさんあることを知ってほしいと思います」「現在の1年生と2年生から採用スケジュールが大幅に変わります。早めに就職活動に取り組めるよう準備してほしいと思います。保護者の皆さんには学生の価値観を否定しないようにお願いしたい」と話した。
【個別面談・懇親会】
個別ブースに分かれて教職員と保護者による個別面接が行われ、熱心に話を聞く姿が見られた。
続いて行われた懇親会では、各テーブルで保護者と教職員が和気藹々とした雰囲気で親睦を深めた。
今年で4回目の参加となる保護者から、最後の懇親会ということで挨拶があり、「4年間はあっという間でした。明海大学は学生一人ひとりに目が届いているちょうどいい大きさの大学だと思います。Uターン 就職を目指して今も活動中です。東京と新潟を往復しての活動は大変なようです。この地区懇談会がUターン就職を希望する学生や保護者の情報交換の場になればと思います」と話した。
温かい雰囲気に包まれ、話に花が咲く中、塩谷毅教育後援会副会長が閉会の挨拶に立ち、「この地区教育懇談会は他に類を見ないユニークな活動です。他の北陸地区の保護者も誘って来年以降もぜひ参加してください。私も息子が3年生でこれから就活が始まります。東京オリンピックの開催が就活の追い風になればと願っています」と締めくくった。
閉会の挨拶後も、参加者は別れがたい様子で会場を後にした。
【参加者の声】
【全体会】
挨拶に立った松田清志教育後援会会長は「本日19組参加のうち、8組が1年生の保護者と聞いています。来年以降の参加も期待しております。皆様がいろいろ心配されているお子様についてなんでも相談してください」と話した。
安井利一学長は「遠く浦安までお子さんを預けている保護者の皆さまに、浦安キャンパスのことなら何でもお答えできる教職員を揃えました。留学、就職についてもベテランの職員が来ておりますので相談してください」と話した。
安井利一学長は「遠く浦安までお子さんを預けている保護者の皆さまに、浦安キャンパスのことなら何でもお答えできる教職員を揃えました。留学、就職についてもベテランの職員が来ておりますので相談してください」と話した。
続いて鈴木洋州学生支援課長から、大学の近況報告が行われた。特に就職については時間をかけて説明がなされ、この12月より3年生の就職活動が始まるが、 それよりも前に積極的に企業研究を行うべきとの話があった。「分からないことや不安なことは、キャリアセンターに足を運んで何でも聞いてみなさい、とお子 さんにも伝えてほしい」と鈴木課長よりアドバイスがあった。
また、今年も釜石市で復興ボランティアを行ったことを報告。「震災後から継続してボランティアに来てもらえてうれしい」との言葉をいただき、学生たちも喜んでいたそうだ。
【個別面談・懇親会】
個別ブースに分かれて行われた面談では、保護者が教職員に質問したり、じっくりと話を聞いたりする姿が見られた。
懇親会では、各テーブルで保護者と教職員が和気藹々とした雰囲気で親睦を深めた。
また、当日は懇談会と同時に同窓会も開催され、北原同窓会会長と三人の卒業生が懇親会に合流した。
会の終盤、4年生の保護者からの挨拶では、「今日が最初で最後の出席となりました。会場に来るまでは大学の先生に近寄り難い印象を持っていたのですが、実際にお話ししてみたらとても気さくで、もっと早く出席すべきでした」と話した。また、別の保護者は「去年は仕事の都合で来られなかったのですが、本日、就職のスケジュールを聞いて、去年これをちゃんと聞いていたらもっと早く就職が決まっていたのかな、と思ってしまいました。大学がこんなにきめ細かいサポー トをしてくれるとは思わなかったので感謝しています」と話した。
他にも「4年前、娘がホスピタリティ・ツーリズム学科に入りたいと言い出した とき、何のことか分からなかった。詳しく話を聞いてみると、英語が好きでその方面に将来は進みたいと考えていると知り、入学させました。今は旅行業者の国家試験の勉強をしており、将来につながる勉強ができたようです」と話す保護者も。「最初は明海大学がどんな大学で、どこにあるのかも分からなかったが、今は入学させて良かった」との話が複数の保護者から聞かれた。
最後に、久村充教育後援会副会長が「これからも教育後援会は大学と保護者の間の太いパイプとして尽力していきます。今後も同会にご出席いただき、大学との絆を強くしてください」との挨拶で会はお開きとなった。
【全体会】
冒頭、松田清志教育後援会会長が挨拶。「全体会のあとの個別面談では、じっくりと納得いくまでお話ししてください。今日の懇談会を有意義なものにしていただきたいです」と述べた。
明海大学を代表して壇上に立った安井利一学長は、「教育後援会の厚い援助にはいつも感謝しています」と述べたあと、キャリアサポートセンターを一新してカウンセラーを増員したことや、カリキュラム改革の成果が就職率や資格取得率などの数字に表れてきたとの報告がなされた。
続いて鈴木洋州学生支援 課長より当日配布された資料をもとに、大学の近況報告が行われた。大まかな内容としては、大学の沿革と学年歴、学生に対する修学支援についての取り組み、 就職活動状況、インターンシップ、海外留学制度、部活動・学友会・ボランティア活動の紹介だが、その中でもっとも多くの時間をとったのは「就職活動」について。今年度の就職活動の状況や、今年度・来年度それぞれのスケジュール、今後の懸念が予想されること、企業求人の現状、家族の関わり方などについて、具体的な説明が行われた。保護者たちはメモをとりながら聞き入っていたが、「企業の本音」の部分では腕を組んで大きくのけぞったり、家族の関わりについてのアドバイスでは保護者同士で顔を見合わせ頷いたり、普段なかなか知ることのできない生の情報に反応する姿が多く見られた。
面談を終えたたある教員からは「大教室ではちょっと難しいですが、担当しているクラスなら、学生の顔や名前だけでなく、日常の様子など完璧に頭に入っています。ちょっと様子がおかしいな、と感じたらそれとなく声をかけたりして、大学側も応援しているんだよと感じてもらいたいなと思っています。地区教育懇談会は、私たち教職員にとっても貴重な時間です。この会で得た様々なことを、学生との関わりに生かしています。ぜひ懇談会に参加して、親御さんの声を私た ち大学側に届けてください」との声。面談は保護者のため時間ではあるが、この機会を大学側も有益なものにしたいという熱意が印象的だった。
【懇親会】
懇親会では、料理や飲み物を手に保護者と大学参加者が同じテーブルを囲んだ。会半ばでは出席の先生方が一人ずつマイクを手にし、個性あふれるスピーチが繰り広げられた。
中国語学科の高田誠准教授からは「福島県出身、中国語同時通訳の道を着実に歩んでいる学生がいます。震災で被災し大変な中でも頑張っていました。まさに福島の星、中国語学科の星です。大きな夢を持った学生がこの福島からどんどん出てきてほしいです」と開催地福島にエールを送ると、経済学部長下田直樹先生は大好きだというさだまさしの『案山子』の歌詞を引用し「この曲を聞くと私の親や皆さんのことが頭に浮かびます。特に男の子は、何を聞いても『大丈夫』としか言いませんよね。今日は保護者の皆さんにぜひ真実を知っていただこうという意気込みでまいりました(笑)。いろいろご意見はあるかと思いますが、私は学生をドラえもん式にほめて育てていきたい。そして、社会人として立派に明海大学を巣立っていってほしいと願っています」とし、保護者からは「普段の人柄が忍ばれますね」との声が聞かれた。
HT学科の草野健・白田眞一両教授は、最近ブレイクした「お・も・て・な・し」はまさにホスピタリティーの神髄であるとし、「入るは易し出るは難し」のアメリカンスタイルについてきている学生たちの頑張りが就職率日本一の根源とHT学科を力強くアピールした。また不動産学科の中城康彦教授は毎年福島で行っている夏合宿のエピソードを紹介。時に学生の意識をグローバルに変える福島の大地を讃称することばが語られた。その後壇上に立った4年生の保護者たちの口からは、大学に向けた感謝の言葉が続き、和気あいあいとした中にも学生たちの今後の展望にエールを送る空気に満ちた、とても温かい時間となった。
【参加者の声】
【全体会】
松田教育後援会会長が「この懇談会は、教育後援会がもっとも力を入れている事業。日ごろの学習状況など、疑問に思われ ていることを時間のある限り話し合い、この会を有意義なものにしていただきたい」と挨拶。佐々木康史副学長は、「静岡と浦安は近いようでやはり遠い。きめ 細かな教育とサポートでその距離を縮めたい」と述べ、安井学長が直接新入生に大学生活の説明をすることや、学生と教員が1泊して大学について話し合うサ マーキャンプの事例を挙げ、「身近な大学でありたい」と話した。「これからも入ってよかった、学んでよかった、卒業してよかったと思ってもらえる大学を目指します」と締めくくった。
続いて鈴木洋州学生支援課長から、今年度の学年暦、年間スケジュール、そして部活動の紹介があった。就職活動につい ては、リーマンショック以降の厳しい就職状況の説明があり「内々定決定の人数は昨年度より増えたものの、依然厳しい状況である」とした。「中小の優良企業に目を向けるべき。大学側も視野を広げる手伝いをしていきます」。その一つとしてインターンシップへの参加を呼びかけた。「さまざまな業種を体験することで新たな発見がある。保護者の皆さんからも背中を押してあげてほしい。就活中はご両親の言葉が学生の心の支えになることが多いんですよ」。最後に、「出席状況や成績など疑問や不安があったら、学生支援課にいつでもお電話でご相談ください」と呼びかけた。
【個別面談】
各学部のブースがあり、仕切られた面談会場では、保護者と担当教授・職員とじっくり話し合う姿が見られた。控え室では学校紹介のDVDが放映され、「環境に恵まれていますね」などの声が聞かれた。
【懇親会】
料理やお酒が並ぶ懇親会はリラックスした雰囲気。会場では教授とざっくばらんに話す姿や、保護者同士が相談し合う場面 も見られた。同窓会に所属する卒業生も参加していたため、就職活動や卒業後の具体的な話には花が咲いていた。出席した教授一人ひとりによるユーモアに満ち たスピーチもあって、17時の閉会まで笑い声が絶えることはなかった。
【参加者の感想】
【全体会】
松田清志教育後援会会長は冒頭で「教育懇談会は、教育後援会がもっとも力を入れている行事です。個別面談では、就職、留学についてもブースを設けてありますので、関心のある方はぜひ利用してください」と挨拶した。
続いて安井利一学長が壇上に立ち「大学と教育後援会は車の両輪。豊かな人間性の向上と、確かな専門性のため、ぜひ保護者の方々の忌憚のないご意見をお聞かせください」と大学全体に対する希望・要望があれば気軽に声をかけてと呼びかけ、「学生たちの夢を実現できるカリキュラムを常に心がけています。明海大学 を出てよかったと言ってもらいたい」と締めくくった。
大学からの出席者が紹介されたあと、鈴木洋州学生支援課長より、当日配布された資料をもと に大学の近況報告が行われた。また、参加した保護者のほとんどが「このために参加した」という今後の就職活動の動向分析では、「厳選採用」「ミスマッチ」 「最新スケジュール」などについて、その裏側にまで至る丁寧な解説がなされた。その後も鈴木課長からは「中小企業の良さを提案したい」「就活スケジュール が変わってもやることは変わらない、早めに取り組んで」「長期休暇で油断をしないように」「業界研究・自己分析は徹底的に」「OB・OG訪問で本気度をア ピール」「合同・学内・企業セミナーには積極的に参加を」などの具体的なアドバイスが続き、保護者たちも熱心に資料に目をやっていた。
【個別面談】
個別面談では、学科の教授陣と成績や普段の様子などについてじっくりと話し合う姿が見られた。「留学について相談したい」などの要望に応じた急遽のセッティングにも柔軟に応じながら、あっという間の1時間半がすぎた。
【参加者の声】
【全体会】
浦安キャンパス教育後援会の松田清志会長が冒頭に「日頃、お子さんの学業や就職のことでご心配されていることと思いま す。今日は学長をはじめ、3人の学部長も駆けつけてくださいました。どうぞ直接、ご忌憚のない疑問や意見をぶつけてください。大学と教育後援会、さらに同 窓会も力を合わせて、できる限り皆さまのご支援をします」と力強く話した。
安井利一学長は、「全国11カ所で開く地区懇談会はわれわれが保護者の皆さまと直接お話ができる、貴重な場なのです。どうぞ多くのリクエストやご意見をくだ さい。われわれもしっかりと伺い、これからの大学の在り方に反映させ、学生たちにそれらを還元してより良い大学にしていきます。お子さんたちが卒業するときに“明海に入って良かった”と思われることがわれわれの心からの願いです」と柔和な語り口ながら、強い決意を示した。さらに、3・11東日本大震災で液状化などの被害を受けたキャンパスの復興状況にふれ「幸い、皆さまの多大なご協力により学内の復興は順調で、以前にも増してきれいになりましたから、ご安心ください。学生は学業に集中できています」と説明、保護者たちもほっとした様子だった。
【個別面談】
個別面談には下田直樹経済学部長、草野健ホスピタリティ・ツーリズム学部長、中城康彦不動産学部長が出席、保護者の相談などに懇切丁寧に応じていた。保護者もこのように学部長に直に相談できる機会はなかなかないので、予定時間を延長して熱心に質問していた。
【懇親会】
懇親会は松田会長の挨拶のあと、保護者も、安井学長はじめ 3名の学部長も終始リラックスした和やかな雰囲気の中で行われた。瀬戸内海の豊かな料理が並ぶテーブルはさらに場を盛り上げた。地元等の同窓生3人も駆け つけて、「先生には聞きづらいことも、我々に聞いて下さい」と会場を沸かせた。さらに、関東2部を目指すサッカー部がライバル校に勝ったというホット ニュースが披露されると大きな歓声と拍手がわき起こった。
【参加者の声】
【全体会】
全体会は、松田清志教育後援会会長による「今はオープンキャンパス等で忙しい時期ながら、各学科の先生や職員の方々に協力いただきました。普段お子さんに対して心配していることをいろいろご相談いただきたい」との挨拶からスタートした。
続いて佐々木康史副学長が「明海大ではキャリア教育とグローバルな人材育成に力を入れている。HT学部の就職率が私立の観光学部系の大学では一、二を争うものとなり、誇れる実績となっています」と話した。
鈴木洋州学生支援課長からは、学生生活支援や就職活動についての説明があった。また、大学の近況報告として、体育会ヨット部が全日本学生選手権のスナイプ級で優勝したとの報告があった。
【個別面談・懇親会】
個別面談では、わが子の大学での様子や成績について熱心に話を聞く姿が見られた。
個別面談後は一 気に和やかムードの懇親会に。懇親会には3名の同窓生も参加。他の会場では、同窓生と保護者が名刺交換したのが縁で、商談がまとまった例もあったという。 この日参加した同窓生の一人はHT学科を卒業後、現在は不動産業で働いている。「業界は違えど、大学で学んだホスピタリティの精神は、接客に生かされてい ます」と話した。
久家和江教育後援会役員が閉会の挨拶に立ち、「後援会役員のお話をもらったときは、戸惑いました。実際に引き受けてみると、学生以上に学校のことを知る ことができたのではないかと思い、役員をやって良かったと思っています。教育懇談会は先生と直接お話しする良いチャンス。もっと多くの保護者に参加しても らいたい」と話すと、会場からは拍手が起こった。閉会後、ロビーでは保護者が連絡先をやり取りする姿も見られ、保護者同士の絆を強めた会だった。
【参加者の声】
【全体会】
会の冒頭、松田清志教育後援会会長は挨拶で、「日頃、お子様に対して心配していることを、忌憚なく相談してください。 各学部の学部長も出席していますから、個別面談では、些細なことでも、遠慮なくお話しください。大学と学生の風通しの良さが、明海大学の誇りでもあります から、ぜひ、今日の懇談会を意義あるものしてください」と強調した。
続いて安井利一学長は柔和な落ち着いた口調で、「今日はどうか、緊張せずに、皆さんとさらに、より良い明海大学を創っていくためにお話ししましょう」と会場の雰囲気をリラックスさせた。学長はさらに「大学の人材作りの三本の柱である、社会性、創造性、そして、高度な専門性をより深め、さらに、一人ひとりの特性をしっかりととらえた質の高い教育を行い、変化の激しい社会に出ても、自ら、問題を克服、解決できる人間に育てたい。それが建学の精神でもある“明海の人間力”なのです。そのためには、教職員一同、どんな努力も惜しみません。全国には大学と称するものが1000近くありますが、明海を出て、本当によかったと言われるようにさらに頑張りたい」と強調、出席した保護者も身を 乗りだして、聞き入っていた。
大学の近況報告では、鈴木洋州学生支援課長が配布したデータをもとに、詳細に大学の現状を説明した。とりわけ保護者の関心が高かったのは就職問題で、数字を具体的にあげて、丁寧に解説した。同課長は「景気が上向いてきたとはいえ、企業は依然、厳選採用が続いていま す。会社選びは、大手志向に偏らず、より広い視野でやってほしい。中小の会社にも優れた会社がたくさんあることを理解してください。限られた時間でより有 効に就職活動ができるようにわれわれも全面的に応援します。遠慮せずにどんどん相談してください。なんとか知恵を絞ります。そして最後に、どうか保護者の 皆さんが最後まで支えになってください。厳しい就職活動で何社も不採用になって、くじけそうになった時、父や母から言われた一言で救われたという例がたくさんあります。どうぞ、われわれと一体で、支援しましょう」と呼びかけた。保護者も熱心にメモをとりながらうなずいていた。
【個別面談】
個別面談には遊佐昇外国語部長、下田直樹経済部長、中城康彦不動産学部長、HT学科の西原康夫先生らが出席、保護者のカリキュラムや留学など個別の相談に丁寧に応じていた。保護者も、予定時間をオーバーして、先生の話を熱心に聞いていた
【懇親会】
懇親会は地下和弘教育後援会事務局長の乾杯の音頭で、なごやかにアットホームな雰囲気で行われた。懇談会の合間を縫っ て、神戸での歯学部の会合にも出席した安井学長もトンボ帰り。「浦安キャンパス、坂戸キャンパス、どちらの学生もみんなかわいいので、大忙しですよ」と汗 をぬぐっていた。会には、同窓生4人も参加、保護者と就職活動の体験や社会に出る心構えなどを親身にアドバイスしていた。
【参加者の声】
【全体会】
松田教育後援会会長が「学習状況、就職の情報など、心配や疑問に思われていることを時間のある限り教職員の皆さんに聞 き、この会を有意義なものにしてください」と挨拶。安井学長は、「直接保護者の皆さんとお話ができる機会。ご意見をしっかりと伺い、これからの大学の在り 方に反映させ、学生たちに還元し、より良い大学にしていきます」と述べた。
続いて鈴木洋州学生支援課長から、配布資料を基に、今年度の学年暦、 年間スケジュール、そして部活動の近況などについて説明があった。保護者の一番の関心事である就職活動については、「内々定決定の人数は昨年度より増えたものの、依然厳しい状況である」とした。「中小の優良企業に目を向けるべき。大学側も視野を広げる手伝いをしていきます」。また、「就活中はご両親の言葉が学生の心の支えになります。お子さんを最後まで見守ってあげてください」と呼びかけた。
【個別面談】
経済学部を除く各学部のブースがあり、仕切られた面談会場では、単位修得状況や進級、就職についてなど、保護者と担当教授とじっくりと話し込んでいた。面談を終え、ほっとした表情を浮かべる保護者の姿が印象的だった。
【懇親会】
料理やお酒が並ぶ懇親会は、全体会・個別面談の緊張がほどけ、一気に和やかムードに。会場では教授陣とざっくばらんに話す姿や、保護者同士が相談し合う場面も見られた。出席した教授一人ひとりによるユーモアあふれるスピーチは、教授の人柄や学生とのかかわりなどが垣間見られ、保護者たちとの距離がぐっと縮まる機会となった。
【参加者の感想】
【全大会】
昨年6月、2・4年生の保護者を対象に開催された関東地区教育懇談会だが、今回は1・3年生対象。大学生活に慣れた1年生と、就職活動が本格化する3年生に対し、タイミングよく説明できる。
秋山敏夫事務長の進行で始まった全体会は、まず松田清志教育後援会会長の挨拶でスタート。「教育後援会の最重要事業である教育懇談会も今日の1・3年生の保護者対象の関東地区で今年度の開催は最後。ぜひ有意義な時間を過ごしていただきたい」と話した。
安井利一明海大学学長は「教育懇談会は保護者の皆さんが、日頃の大学生活への疑問を直接質問できる場です。一方、大学側にとっては、皆さんの意見を直接うかがうことができる機会でもありますので、どうぞよろしくお願いいたします」と述べた。
次に鈴木洋州学生支援課長より大学の近況報告があった。特に12月に始まったばかりの就職活動については時間を割いて説明した。ある雑誌では就職率の伸び た学校として明海大学が総合7位になったと紹介。明海大学のきめ細かな就職活動への指導が評価されたと話した。1月にはキャンパスに150の企業担当者を 招いた学内企業セミナーを開催し、約500名の学生が参加。3年生の就職活動が本格的に始まったことなどが説明された。
【個別面談・懇親会】
全体会の後は体育館で個別面談が行われた。50以上のブースが用意され、保護者と大学の担当者とが熱心に話す様子が見られた。
自分の番を待つ間、学内に貼られた就職関連のチラシやポスターを真剣に見ている保護者も多く、ある3年生の保護者は「就職活動は学生が今何をすべきなのか分からない。でもこうやって実際に貼ってあるポスターを見ると就職活動の流れがよく分かります」と話していた。
個別面談後は学内のレストランに場所を移して懇親会が開かれた。肩の荷が下りた保護者と教職員とが、テーブルを囲みながらざっくばらんに話していた。
【参加者の声】
明海大学浦安キャンパス 教育後援会
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