2021年11月27日 00:00
11月27日(土)、沖縄地区教育懇談会が開催された。冒頭の挨拶で「現在、沖縄からは29名のお子さんをお預かりしています。毎年、1学年8~10名の学生が沖縄から来てくれるのですが、昨年は新型コロナウイルスの影響で県内の各高校への訪問が叶わず、志願者数が減少し寂しく感じています」と安井利一学長。「次年度以降はまた沖縄からの学生をたくさん受け入れたい」と語った。また、遠方でなかなか会うことができず、子どもを心配する親の想いを汲み、沖縄出身の学生同士での交流があること、教員には学生と近い距離でコミュニケーションをとるよう徹底させていること、学内のコロナウイルス対策など、安心材料となるような話題を提供した。
さらには、各学部の教授がスライドを使って授業内容や学修に役立つシステムや設備について説明。これについては「わが子がどのような環境で、どのようなことを学んでいるのかがよくわかった」と保護者から好評の声が届いた。また、外国語学部の高野敬三学部長からは、中国語学科に在籍する沖縄出身の学生がスピーチコンテストで全国大会に進んだといううれしいニュースも報告され、会場は明るい雰囲気に包まれた。
保護者が最も気になる就職活動の状況報告は、大澤貴士学生支援担当課長から。「2022年春入社の大卒求人倍率は1.50倍。しかしこれは全体の平均の数字で、従業員規模や業種によって大きな差があります。従業員数が5000人以上の企業だけを見ると求人倍率は0.41倍ですが、300人未満の企業ならば5.28倍。同様に、金融業は0.21倍のところ、流通業は8.12倍です」と解説。ゆえに、「一つの業種、特定の企業、企業の規模感にこだわらずに、広い視野で応募先を探すことが大切」と説明した。就職活動のスケジュールや、親としてどう子どもを見守れば良いかなどについてのアドバイスもあり、保護者は熱心にメモを取っていた。
例年行われていた懇親会は残念ながら中止となったが、2年ぶりに開催された地区教育懇談会に「沖縄まで来てもらえてありがたい」と保護者たち。次年度の開催に期待する声も聞かれ、小規模ながらも充実した会となった。
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