2024年度 地区懇談会(教育懇談会/就職懇談会)

2024年度 関東地区(1・4年次)教育懇談会

6月15日(土)、浦安キャンパスで2206大講義室で1・4年次の学生の保護者を対象にした「関東地区懇談会」が開催され、口腔保健学科のみ、学科説明会もあわせて行われた。

全体会

初めに、伊藤真副会長は「教育懇談会は保護者の大学への疑問や、学生生活での困り事が解決できる重要な場。今日は有意義な時間となれば幸いです」と挨拶。大学からは二宮秀生副学長が「学生に目標ができれば、それを実現するために今何をすればいいのか自ずとわかってくる。一人ひとりがなりたい自分を考えてほしい」と述べた。

伊藤真副会長

二宮秀生副学長

近年の就職活動の様相

<就職率について>
大学の近況報告として、大田原長茂就職支援担当課長より説明があった。この春の卒業生の就職希望者に占める就職率は97・8%で、前年から0・6ポイント増。2019年度の就職率は97・4%であり、コロナ以前の水準に回復した。中国語学科は4年連続、ホスピタリティ・ツーリズム学科は10年連続で就職率100%を達成。一昨年、初めての卒業生を送り出した口腔保健学科は2年連続で100%となった。
就職先としてはサービス業や、卸・小売業、不動産業界が多い。人手不足が課題となっている企業も多く、人材確保に向けて求人倍率が上昇している。

<就職活動について>

就職活動のスケジュールは、4年生になる直前の3月1日から企業の「広報活動」が始まり、4年生の6月1日から「採用選考活動」が始まる。しかし、すべての企業がこのスケジュールに準じているわけではなく、3月以前に学生にアプローチしたり、6月以前に内定が出たりする場合もある。また、「就業体験」として位置付けられているインターンシップを通して企業が学生にアプローチしたり、採用選考の手段の一つとなっているケースもある。それを踏まえると、3年生の早い時期から就職を意識し、積極的な情報収集が重要だ。
大学としては、3年生になると就職ガイダンスや、自己分析、面接対策、SPI(筆記試験に相当するもの)対策などを行っているほか、マナー講座やヘアメイク講座なども開催している。これら、就職関連の行事の活用を促している。
企業は採用にあたって、学生の「人柄」「熱意」「可能性」を見ている。なお、コミュニケーション能力」「ストレス耐性」も判断材料としていると言われている。面接でよく聞かれる質問は、「自己PR」「志望動機」「学生時代に何に力を注いだか」の3つ。「大学の就職支援行事に参加すると、この質問への対応策も学べるので学生には積極的に参加してほしい」と大田原課長は話した。

大学近況報告
学生生活関連について大澤貴士学生支援担当課長が説明した。近年の入試状況や学生支援の取り組み、11月3・4日の明海祭などの大学の行事予定を伝えた。課外活動では、女子バレーボール部が春季関東1部リーグに昇格が決定したことや、空手道部、ヨット部、陸上競技部が大会で好成績を残していることなど、体育会の躍進についても触れた。
また、学生支援課では、就学支援業務として、授業出欠席状況調査を行っている。これは、欠席が続く学生が修学意欲を喪失する前に、早期発見・問題解決へと導くのが目的。指導が必要な学生の保護者にも通知している。
大学生活の中で不安や悩みを抱える学生のために「修学継続支援・相談室」を設置していることも紹介。学生生活や学費の不安だけでなく、気分が落ち込んで困ったなど、どんな悩みの相談も受け付けている。保護者からの相談にも応じていると大澤課長は話した。
個別面談会

全体会終了後は、個別面談が行われ、担当教員が学生の普段の様子などを個別に話した。個別相談ブースでは、留学や就職、出席や奨学金などの相談に職員が応じ、口腔保健学科のみ、別室で学科説明と個別面談を行った。それ以外の学科は学科教員による個別相談が行われた。

個別面談の様子①

個別相談の様子②

参加者(保護者)の声

<日本語学科1年生 保護者>
息子は大学のことを話してくれないので、今回の個別面談で授業には出ていることがわかり安心しました。大学で直接先生とお話しできるとは思っていなかったので良かったです。
<経済学科4年生 保護者>
面談で欠席が多いことが分かりました。一緒に住んでおり、大学には行っていると思っていたので驚きました。先生はこれから何をすればいいか具体的に教えてくれたので帰宅したら、子どもと話そうと思います。
<不動産学科1年生 保護者>
どの程度の成績を取れば就職できるのか、具体的な目安を教えてもらえたり、資格取得のアドバイスをもらったりしたので参加して良かったです。就職のことはまだ心配なので、また参加したいです。
<HT学科1年生 保護者>
留学について情報を集めるために参加しました。留学の相談ブースではパンフレットだけでは分からないことまで聞くことができたので、今日は来て良かったです。
<口腔保健学科4年生 保護者>
国家試験について、模試や大学のテストでどの程度の点数を取ればいいのかなど詳しく教えてもらうことができ、とても助かりました。4年生の保護者には参加を強くお勧めします。

2024年度 関東地区(1~3年次)就職懇談会

7月20日(土)、浦安キャンパス大講義室で「関東地区就職懇談会」が開催された。当日は梅雨明けの暑さの中、多くの保護者が集まった。

教育後援会会長挨拶

開会に際し、髙津吉和教育後援会会長が「お子さまの就職活動に対する心配事が少しでも解決できる機会となれば幸いです」と挨拶した。

髙津吉和会長

最新の求人状況と明海大学の就職率について
大学の「キャリアサポートセンター」センター長も兼務している二宮秀生副学長が、大学の就職状況や大学としての取り組みについて説明した。現在、全国の大学生への求人倍率は1.75倍で、学生へ明海大学の学生への求人倍率(明海大への求人票件数から計算)は17.74倍であり、これは売り手市場といえる。しかし、従業員規模が5千人以上の大企業では0.34倍で、業種別では金融業やサービス・情報業は1倍を切り、狭き門となっている。一方で従業員300人未満の企業の倍率は6.50倍。業種別では建設業は9.35倍、流通業は16.21倍と人手不足を反映した数値となっている。
明海大学の就職率は、今春の卒業生は97.9%で、前年度より0.7ポイント増。21年度卒は感染症拡大の影響で93.4%まで落ち込んだが、現在はコロナ禍前の水準を上回っている。学科別にみると、ホスピタリティ・ツーリズム学科が10年連続、中国語学科は4年連続、口腔保健学科は2年連続で100%を達成している。
資格の取得が就職活動に有利かどうかについての質問には、「資格を持っているということは、大学で『学ぶ力』を培った成果であると評価されるので積極的に取り組んでほしい」と語った。
<大学の就職サポートを積極的に活用しよう>
明海大学では1年次から4年次まで一貫したキャリアプログラムを行っている。1年次、2年次のキャリアプランニングは必修授業で、「企業側が求める人材」について学生に考えさせる。3年次からは選択制となり、就職コーチングを受けることができる。これは就職コーチングスタッフが進路決定までマンツーマンで指導してくれるので、「保護者からも学生に履修を勧めてもらいたい」と強く訴えた。
「SPI」(総合適正検査)は、多くの企業が実施しており、このSPIのスコアで足切りを行う企業もあるので、しっかり対策をすることが必要。明海大学では、SPI対策用のeラーニングシステムを用意しており、学生はスマートフォンでいつでも利用できる。対策することでスコアを上げることが可能なので、早めに取り組むのが有効だ。次にインターンシップについては、2年生を対象に大学と企業が協働で行うインターンシップへの参加がおすすめだという。終了後には企業からのフィードバックがあり、3年次のインターンシップを成功させる足がかりとなる。
大学では他にも、学内企業セミナーをはじめ、就職ガイダンスや面接対策講座やメイク講座など、就職サポートを充実させている。学生の夢の実現を支えていくのでぜひ活用してもらいたいと話した。

二宮キャリアサポートセンター長

講演「就職活動を取り巻く環境変化とサポートのあり方」
株式会社リクルートDivision統括本部HR本部新卒Division営業統括部
学生キャリア支援推進部 部長 リクナビ編集長 菊池 祐城 氏
株式会社リクルートDivision統括本部HR本部新卒Division営業統括部学生キャリア支援推進部 部長 リクナビ編集長菊池祐城氏から「就職環境を取り巻く環境変化とサポートのあり方」について講演があった。

<変わりゆく労働市場と学生を取り巻く環境>

日本の人口は減少し、高齢化率が上昇するとともに労働人口が減り続けている。そこにテクノロジーがどう影響していくかも考えると、今は産業構造を含めた社会の大きな変革期である。
就職活動も大きく変化し、親世代は就職情報誌を読んでハガキを出して資料を取り寄せ、履歴書を郵送していたが、現在の就職活動は面接も含めてオンラインで行う。2000年から2010年にかけて就職活動のオンライン化が進み、コロナ禍でオンラインで完結するスタイルが出来上がり、現在も続いている。説明会や面接をオンラインで行うことで、学生は交通費や移動時間などの負担が減り、企業側も日本中の優秀な学生とつながるメリットがある。一方で、相互理解を深めるために「対面回帰」の傾向もある。

就職活動のスケジュールは4年生になる前の3月から企業の広報活動が、6月から選考が始まることになっているが、現在は3年生夏のインターンシップへ参加するための募集や選考が3年生6月頃から始まる。そのため、3年生になる3月には1割以上の学生が準備を始めているのが現状だ。
<重要度が増すインターンシップ>
インターンシップとは学生が企業で就業体験を行うことだが、企業側はインターンシップに参加した学生の評価を採用活動に利用する場合もある。インターンシップの期間や実施方法など開催企業によって差があるので、リクナビでは「5日以上の就業体験」をインターンシップ、1日だけの説明会などは「オープンカンパニー」や「キャリア教育」と呼んでいる。
今春の卒業生の場合、3年生9月までに約9割の学生がインターンシップやオープンカンパニーに参加している。参加した学生は、自分がやりたい職種に気づいた、他大学生の様子を見て刺激を受け、学生生活への取り組み方が変わったなど、メリットを感じている。
<親の就職活動への関わり方>
学生へのアンケートから多くの学生は「保護者の関与」を歓迎している。一方で、「進路を否定された」、「他の人と比較されたのは嫌だった」と答えている。就職活動にかかる費用は、コロナ禍前は12〜3万円だったの。オンライン面接が増え、交通費やスーツ、シャツの購入費が減ったものの、それでも約8.3万円かかる。ここは保護者の援助があるとうれしいだろう。
就職活動を通して、親のすごさがわかったと話す学生も多い。親として、社会人の先輩としてサポーターになってほしい。
【質疑応答】
Q:1社から内々定をもらった時点で、就職活動は終えなければいけないのか?
A:大学やその人の考え方によります。いくつかもらった中から選ぶ学生もいますが、どちらにしても辞退の連絡は早めに企業に伝えてください。
Q:ブラック企業かどうかの見分け方は?
A:ブラック企業の定義も難しいところですが、インターンシップ等で直接社員に話を聞いたときに、人によって言うことが大きく違う会社は注意深く見たほうがいいかもしれません。
Q:6月時点で内定率が8割というが、夏になってから内定をもらうのは難しいのか?
A:複数の内定をもらって辞退する学生もいるので、夏になっても採用を続けている会社はあります。諦めずに就職活動を続けてほしい。企業へのアンケートから、採用人数に足りていないと答える企業のほうが毎年多いです。
Q:これから留学するのでインターンシップに行けないが、留学は就職活動に不利なのか?
A:インターンシップを採用に利用する会社が増えると、留学経験者が不利になることは政府も問題視しています。留学体験者は今後のグローバル人材として求める企業もあるので、気にせず留学してほしい。留学に限らず、インターンシップに参加しないと就職できないということではない。勉強や部活に力を入れたことは、採用にあたって評価されます。
パネルディスカッション「4年生が就職活動を語る」

既に就職活動を終え、内定先が決まっている学生6名がパネリストとして登壇し、下地信也総合教育センター講師がコーディネーターとなり、パネルディスカッションを行った。

パネリスト

氏 名

所 属

就職内定先等就職活動詳細
二本栁 正樹外国語学部日本語学科ラグジュアリー業界説明会5社程度、内々定1社
島本 マリコ外国語学部英米語学科航空業界説明会18社程度、内々定3社
鈴木 乃愛外国語学部中国語学科ラグジュアリー業界説明会17社程度、内々定1社
植田 健介経済学部経済学科医薬品卸業界説明会7社程度、内々定3社
北浦 陸碧不動産学部不動産学科不動産業界説明会20社程度、内々定3社
沼田 莉咲

ホスピタリティ・ツーリズム学部

ホスピタリティ・ツーリズム学科

ホテル業界説明会15社程度、内々定4社

パネルディスカッションの様子

【どのような学生時代を過ごしたか】
-本日は就職活動の実態を知っていただくために、学生に質問をしていきます。まず、あなたはどんな学生生活を送ってきたか教えてください。
<北浦>
入学後から宅地建物取引士の資格取得の勉強を始めて、1年生のときに合格しました。2年生からは、教授と一緒に過疎が進む地域でフィールドワークをして、現地の課題や魅力を知ることができました。
<植田>高いGPA(大学の成績評価の指標)を取ることを目標に学生生活を送りました。経済学部では成績が良いと3年時にハワイ研修に行くことができるからです。
<二本栁>体育会サッカー部に所属しています。部活動中心の生活でしたが、授業は極力欠席しないように意識しました。
<鈴木>大学1年から販売のアルバイトをしていました。売上に貢献できるように意識し、接客方法も改善を繰り返すなど主体的に取り組みました。
【就職活動を始めた経緯について】
ー就職活動を意識したきっかけはなんでしょう。また、動き始めたのはいつからですか?
<沼田>3年夏休みのインターンシップです。あえて第一希望ではない人材業へもインターンに行ったところ、「何か違う」と感じ、第一希望はホテルなどの接客だと再確認できました。
<植田>3年生の2月に参加した学内業界セミナーです。周囲の同級生たちがブースにいる企業の人と顔見知りで親しげに話しているのを見て、自分は出遅れていると感じ、そこから本腰を入れました。
<二本栁>3年生の夏休みにケガをして練習できなくなり、就職活動へ。私は人とコミュニケーションをとるのが得意なので対面販売が自分に向いていると思いました。
<島本>3年生からのキャリアプランニングの授業に刺激されました。授業で模擬面接をすることになり、みんなの前で面接を受ける係に。その経験が、その1週間後にあったインターンシップ参加の面接に役立ちました。
<鈴木>子どものときから販売職に憧れていました。学生になって銀座の家具店で接客のアルバイトしたことで、マンツーマンで販売する業態に就きたいと具体的な目標ができました。
【就職活動する上で大変だったことについて】
ー就活中、苦労したことや失敗談があったら教えてください。
<北浦>エントリーシートに苦労しました。インターンシップに行ったときに、社員の人にどんなエントリーシートを書いたかを聞いて参考にしたこともあります。
<植田>とにかく動き出しが遅かった。でも、挑戦する権利は誰にでもある、と考えて就職活動を進めました。
<二本栁>緊張しすぎて、面接中に何を質問されたのか忘れてしまったことがあります。そのときは素直に「もう一度お願いします」と言いました。素直に言ったおかげか内々定をもらいました。
<鈴木>私の場合、面接を「私服」で受けるように言われたのが大変でした。そこでセンスなどが問われるからです。
【就職活動中に助けられたこと】
ー就活中、これがあって良かったことや、助けられたことはありますか?
<北浦>授業で地方都市の過疎対策などの取り組みに関わるチャンスをもらえたのは、自分の実績になるので就活に役立ちました。
<植田>普段から人と話すこと、特に先生など大人と話していたのが良かったです。「先生は自分に何を求めているのか」を意識して話すことは、面接等でも役立ちます。
<二本栁>先輩とよく飲みに行ったことです。先輩の体験談は就職活動の参考になりました。
<島本>大学のキャリア教育の授業で、就活に必要なことはすべて学ぶことができたと思っています。
ー最後に、保護者の皆さんへのメッセージをお願いします。
<沼田>一人暮らしなので、誰かと話したくなると親に電話していました。ですので、親御さんから時々電話してあげてください。でも頻繁だと嫌になるので、ほどほどにお願いします。
<植田>面接を受けていると有名大学の学生と一緒になることがありますが、自信を持って臨んでほしいと思います。親御さんは「お前ならいける」と背中を押してあげてください。
<鈴木>会社選びなどで親は否定的なことは言わず、私のことを見守ってくれたのが助かりました。今の就職活動はネットが中心なので、親からは「スマホばかり見て遊んでいる」と見えるかもしれないが、それは活動中かもしれないので見守ってください。
【参加者の声】
<経済学科2年生保護者>
就職のことがまったく分からなかったので参加しました。詳しく説明してもらえたのでよく分かり、参加して良かったです。
今日聞いたことを基に、子どもと話をしたいと思います。
<経済学科3年生保護者>
パネルディスカッションで、内定をもらった4年生の話に、就職が決まったのは大学のおかげだと話す学生が多かったのが印象に残り、明海大学に入れて良かったと思いました。就職への道のりは人それぞれだと分かったので、うちの子どもなりの就職活動ができたらいいと思いました。
<ホスピタリティ・ツーリズム学科1年生保護者>
インターンシップのことがよく分かりました。2年生でも参加できるものがあると聞き、1年生のうちから聞いておいた方がいい話だと思います。今日聞くことができて良かったです。

8月31日(土)、浦安キャンパスで、関東地区教育懇談会が開催された。今回は2年次、3年次の保護者が対象(1年次、4年次の懇談会は6月に開催済み)。また、口腔保健学科の学科説明会もあわせて行われた。

全体会
教育後援会の髙津吉和会長は「教育後援会が一番注力している活動がこの教育懇談会です。11月まで全国で開催していきます」と挨拶。続いて二宮秀生副学長が、2023年度の卒業生に行ったアンケート調査の結果を紹介した。「明海大学に入学して良かったか」という質問に対し、93%の学生が「良かった」と回答したと報告。「明海大学では、学生の『なりたい自分』を実現するための協力は惜しまないので、ぜひ大学を有効活用してほしい」と述べた。

髙津吉和会長

二宮秀生副学長

今年度も就職状況は好調
大田原長茂就職支援担当課長が、就職状況について説明した。今年3月に卒業した学生の就職率は97.8%で、ホスピタリティ・ツーリズム学科、中国語学科、口腔保健学科は100%を達成した。明海大学への求人が前年比111.3%となり、本学の学生の採用を希望する企業が増え、就職状況は概ね好調である。就職先の内訳を見ると、英米語学科はサービス業に、経済学科は卸・小売業への就職者が多い。不動産業は不動産学科、医療・福祉系は口腔保健学科が多い。また、新型コロナウイルス感染症の流行で2020年から採用活動のオンライン活用が進み、現在でもオンラインでの採用活動が継続している。その他、面接でグループディスカッションを実施する企業も増えており、大学としても対応している。
現3年生は、4年生になる直前の3月1日に企業の広報活動が解禁、エントリーシートの提出や説明会等が行われる。6月1日からは採用選考活動がスタートし、面接等が始まる。これは「就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議」のスケジュールだが、注意が必要なのは、すべての企業がこのスケジュールに準じているわけではないということ。6月以前の内定が多いのも実情だ。そのため、早い時期からの情報収集が重要となる。大学では1年次から4年次までの成長に応じた実践的なカリキュラムで就職活動の後押しをしている。そして、近年注目されているのが、インターンシップ(就業体験)だ。インターンシップへの参加が採用選考の一部となっている企業もあるので、大学からも積極的な参加を呼び掛けている。
人口減少により人材不足ではあるが、企業側は人物を見極め、厳選採用を行っている。学生にはコミュニケーション能力が求められることが多く、最近はストレス耐性を採用の判断材料としている企業もあるという。それでも、「自己PR」「志望動機」「学生時代に何に力を注いだか」の3つの質問は依然としてよく聞かれるので、しっかり準備しておくことが大切だ。
学生が修学を続けるためのサポート
学生生活については、大澤貴士学生支援担当課長から説明があった。年間スケジュールは、学年暦が公開されているが、今年度の明海祭は11月3日、4日に開催予定で、テーマは「Try」に決定した。課外活動については、体育会の活動状況にふれ、各部の活躍ぶりは体育会のホームページにアップされているのでのぞいてみてほしいと呼びかけた。
学生支援課では、授業出欠状況調査を行っている。欠席が多い学生は修学意欲が薄れるので、早めに見つけて相談に乗っている。大学側からも学生にアプローチするが、不安なことがあれば学生からも相談に来てほしいと話した。
個別面談会
全体会終了後、口腔保健学科の保護者は別室で説明会と個別面談を、それ以外の学科の保護者は各講義室で担当教員と個別面談を行った。また、留学や就職など専門の担当者による相談ブースも設置され、多くの保護者が熱心に相談していた。

個別面談の様子

個別相談の様子

参加者(保護者)の声
<中国語学科3年生保護者>
留学とインターンシップの時期が重なってしまうのが心配でした。面談で先生から詳しく話を聞くことができて良かったです。
<経済学科3年生保護者>
3年の夏休みはずっと家の手伝いをしてくれて、インターンシップなどには参加していないようで不安でした。でも面談で先生から、この経験も就活に役立つと聞いて少し安心しました。
<不動産学科3年生保護者>
大学からいろいろな資料が送られてきますが、こうやって実際に足を運ぶことで分かることもあるので、懇談会には参加するようにしています。
<ホスピタリティ・ツーリズム学科3年生保護者>
就職活動が実質的には3年生から始まっていると聞いたので、心配で参加しました。先生から大学の様子を聞くことができるのは助かります。
<口腔保健学科3年生保護者>
就職活動が他の学科と進め方が違うので、どうなっているのか知りたくて参加しました。来年の国家試験については、大学が手厚くバックアップしてくれると分かり安心しました。

9月14日(土)、北海道地区では2年ぶりとなる教育懇談会が「ANAクラウンプラザホテル札幌」で開催された。

全体会

開会にあたり髙津吉和教育後援会会長が「教育後援会が最も注力しているのが、地区教育懇談会。大学に対する疑問や、お子さまの学生生活に対する心配ごと・困りごとを解決する機会として活用してください」と挨拶。髙津会長は大学で学生たちと触れ合う機会もあることから、「みな素晴らしい学生で、学長はじめ教職員のサポートで元気に勉学に励んでいます」と学生の様子を語った。

髙津吉和会長

二宮秀生副学長

続いて二宮秀生副学長が登壇し、明海大学の建学の精神である「社会性・創造性・合理性を身に付け、広く国際未来社会で活躍し得る有為な人材の育成を目指す」と、キャッチフレーズの「なりたいじぶん大学」を改めて紹介した。渋沢栄一の「自ら箸を取れ」という言葉を引用しながら「学生がなりたい自分を実現できるよう、大学は海外研修やインターンシップ、資格取得サポートなどさまざまな機会を用意しています。ぜひ学生自身で大学を大いに活用してほしい」と語った。
また、今春卒業者の就職率や求人倍率などの具体的な数字をあげながら就職について近況報告を行った。数字だけを見れば売り手市場だが、規模や職種によっては狭き門の企業もあることから、求められる人材に不可欠な「人柄・熱意・可能性」のための学びや学ぶ姿勢が重要だと強調。保護者に「お子さんの価値観を認めて思いやることは大切ですが、時には厳しい言葉も必要。お子さんが迷っているときは、最も身近な人生の先輩としてアドバイスしてあげてください」と語りかけた。
大学近況報告

大澤貴士学生支援担当課長からは学生数や留学生数、行事、部活動、公式SNSでの情報発信など、大学の近況報告がなされた。また、授業や学生生活、学費、メンタル面など、困りごとや相談があれば何でも「修学継続支援・相談室」を利用するよう呼び掛けるとともに、メンタル面での相談に特化した「学生相談室」についても紹介した。

個別面談会

全体会終了後は個別面談が行われた。各学科の担当教員から履修状況や成績、大学での様子を聞いたり、保護者からは多くの質問が出るなど、終始、真剣かつ和やかな時間となった。

個別面談の様子①

個別面談の様子②

参加者の声
<日本語学科2年生の保護者>
子どもは小学生からバレーボールを続けていて、今も部活中心の生活を送っています。今日参加してみて、先生たちは親切で分かりやすく説明してくださり、いい大学に入ったなと実感しています。
<日本語学科3年生の保護者>
専門学校卒業後に3年生から編入したため大学になじめているか心配でしたが、先生から子どもの元気な様子を伺うことができて安心しました。自分の学生時代は先生とこんなに密な関係ではなかったので、明海大学は面倒見がよく素晴らしいと感じました。
<ホスピタリティ・ツーリズム学科4年生の保護者>
子どもからは連絡がほとんどないので、子どもの現状や授業のことを知ることができて良かったです。先生に直接連絡しても良いということも分かり、安心できました。
<口腔保健学科1年生の保護者>
まだ1年生ですが、明海大学は北海道の医療機関などとパイプがあるのか、就職のことが気になっていました。本人の頑張りが一番大切ですが、大学も頑張ってくれると聞き、良かったです。年々、北海道の就職先が増えて新しい情報を得られることを願って、次回の懇談会への参加も検討したいと思います。
9月21日(土)、「ホテルグローバルビュー新潟」にて、北陸地区教育懇談会が開催された。
全体会

開会にあたり前田佳津江教育後援会副会長が、地区教育懇談会の趣旨は「保護者と教職員の対話」と説明。「先生方とたくさん会話をして、有意義な時間にしてください」と挨拶した。

前田佳津江副会長

二宮秀生副学長

続いて二宮秀生副学長が登壇し、変化が激しく、正解のないこの時代に自己実現を果たすためには、学生たちが「自主的に学ぶ姿勢」を身につけることが重要であること、そのためには何が必要かを説明。「有用な人材に不可欠なホスピタリティの実践と、なりたい自分の獲得、学生たちがこの2つの目標を達成するため、全学部での海外研修の実施や資格取得の奨励、多種多様なインターンシップの場の提供など、大学はさまざまな面からバラエティに富んだ仕掛けを用意し、万全のサポート体制を整えています。『なりたい自分大学』をキャッチフレーズとして掲げる明海大学を、しっかりと活用するよう、お子さんたちに声掛けしてほしい」と保護者に語りかけた。
続く就職面における大学の近況説明では、今春入社対象の卒業生における就職率が97.8%と前年度を上回り、依然として売り手市場が続いていることが報告された。ただし業種によって倍率に大きな開きがあることも指摘し、「1つの業界にこだわりすぎず、広い視野を持って就職先を選択することが大切」とアドバイス。また、今後の就職スケジュールやインターンシップの重要性、就職活動中の学生と親の関わり方など、さまざまな面から就職活動における注意点が説明され、手元の資料に目を通しつつ、真剣に聞き入る参加者の姿が見られた。
大学の近況報告

大澤貴士学生支援担当課長による学生生活関連の近況報告では、現在、浦安キャンパスに通う学生の約10%が海外からの留学生であり、学内にいながら留学体験ができる環境になってきていることや、体育会のめざましい活躍についてなどの報告があった。また、就学支援業務についての説明、さらに、「よろず相談室のような『修学継続支援・相談室』も設置していると紹介があった。メールでも電話でも対応しているので、どんなことでも困っていることがあったら、気軽に相談するよう、保護者からもお子さんたちに一声掛けていただけたらと思います」と結んだ。

個別面談会

個別面談会では学生が在籍する学科の教員が直接面談。離れて暮らすわが子の日々の様子や学業態度、今後の進路などが、じっくり時間をかけて話し合われ、「子どもの様子が分かってよかった。不安が払拭された」という声が多く聞かれた。

個別面談の様子①

個別面談の様子②

参加者の声
<英米語学科3年生の保護者>
初めて参加しました。遠く離れているので、毎日どんな生活を送っているのか分からず、不安でしたが、直接先生に話を聞けるので、参加してよかったです。3年生なので、特に就職について相談しにきました。好きな英語を生かすにはどうしたらいいか、東京と新潟、どちらで就職したらいいのかなど、本人にとって一番いい道を探す手伝いを、私たち親もしたいと思っています。
<英米語学科4年生の保護者>
毎年参加しています。先生方にはとても親身に相談に乗っていただき、本当にありがたく思っています。去年も、この場で海外研修について相談したおかげで、就職活動で諦めかけていたロンドンでのホームステイを実現することができました。本当に良い経験ができたと、子供も大変満足しています。教職も無事取れましたし、これも全て、親身にサポートしてくれる大学のおかげと、感謝の気持ちでいっぱいです。
<経済学科2年生の保護者>
懇親会に参加して、大学の様子が分かって安心しました。就職のことなど、直接学科の先生に相談できるのがとても良いと思います。必要な機会だと感じました。
<経済学科3年生の保護者>
子どもは大学のことをほとんど話してくれませんが、懇親会に参加すると大学の全体像が見えるし、ちゃんと大学に通っているか、などといった個人的なことも相談できます。貴重な機会なので毎年参加しています。
<不動産学科1年生の保護者>
遠く離れているので、子どものことがよく分からず心配でしたが、単位のことや大学での生活についてなど、直接先生に話が聞けて安心しました。就職のことなど、貴重な話がいろいろ聞けたのもよかったです。

10月12日(土)、「ホテルJALシティ長野」にて、信州地区教育懇談会が開催された。

全体会

開会にあたり伊藤真教育後援会副会長が登壇し「教育後援会が一番力を入れているのが、全国を回って開催するこの教育懇談会。お子さまが普段どのような環境で勉学に励んでいるのか、また教職員がどのように学生と向き合っているかを知る機会として活用してほしい」と挨拶した。

伊藤真副会長

二宮秀生副学長

続いて二宮秀生副学長が登壇し、65%という数字を用いて「以前ダボス会議で取り上げられた数字。その年に小学校に入学した子どもが将来就職をする際に、現在は存在していない職種や職業に就く確率で、それほど世の中は変化し進化している」と説明。不透明で正解のない社会を生きていくためには「主体的に取り組む力、なりたい自分を目指す力が必要」と語りかけて「大学では海外研修やインターンシップ、資格取得の奨励などの機会を提供しているので、お子さんにはぜひ大学を有効に活用してほしい」と語った。
就職状況については、売り手市場が続く中でも業種や従業員規模による倍率の差は大きいと指摘。また企業によってはインターンシップの際に早期選考が行われていることも報告され「インターンシップは非常に大切。その業界・会社への好感触だけでなく、自分の考えとは違ったという発見も得られる」と伝えると、参加者は資料をめくりながら、熱心に耳を傾けていた。
大学の近況報告

大澤貴士学生支援担当課長からは、4月には久しぶりに新入生歓迎会がしっかりと行われ、部活動紹介や勧誘活動ができたこと、また11月に行われる明海祭や好成績を収めている部活動も紹介。さらに、学生支援課が最重要としている授業出欠席状況調査については「欠席が続くと修学意欲の喪失につながる。もしこの通知が届いたら学生の様子を聞いていただき、学生支援課に相談するように伝えてほしい」と話した。また出席はしているが単位を落としてしまうという場合は「今日先生とお話をして、対策などを共有してもらいたい」と結んだ。

個別面談会

全体会の後には担当教員との個別面談が行われた。資料やデータを見比べながら教員からの詳細な説明があり、時には笑い声も交えつつ有意義な時間を過ごした。どの保護者も満足や納得を得て帰路についていた。

個別面談の様子①

個別面談の様子②

参加者の声
<日本語学科3年生の保護者>
昨年に続き2回目の参加です。先生からは「授業前の準備もしっかりやっている」と聞き安心しました。模擬授業の動画も見せていただき、大学で頑張っている様子がよくわかりました。
<中国語学科2年生の保護者>
今回は本人が希望している留学の相談をしたい、と思って来ました。留学と就職活動のタイミングについて心配していたので、詳しく教えていただき助かり、安心しました。
<不動産学科2年生の保護者>
懇談会の案内状を見て今回初めて参加しました。大学から成績表が届きますが、心配な部分があったので、今日は先生としっかりお話しができてよかった。
<ホスピタリティ・ツーリズム学科2年生の保護者>
インターンシップや就職活動、教職課程について聞くために足を運びました。本人の第一希望もありますが、他の選択肢についても話ができたので、とても有意義でした。

10月19日(土)、「仙台国際ホテル」にて、東北地区(仙台市)教育懇談会が開催された。

全体会

初めに髙津吉和教育後援会会長が「教育懇談会は、大学教職員と保護者の対話を目的に全国11カ所で計12回開催しています」と話し、大学に対する疑問や、学生生活の心配事を解決する重要な機会にしてほしいとあいさつ。また11月に開催する明海祭にも触れ「お子さまの元気な姿を見に来ていただければ」と挨拶した。

髙津吉和会長

二宮秀生副学長

続いて二宮秀生副学長が登壇し「学生には人を思いやるホスピタリティマインドと、なりたい自分を持ち、主体的に学ぶ力が必要」と伝えた。大学はそのための学びのサポートをしており、インターンシップや海外研修、資格取得の奨励などをしているが、活用するのは本人次第。「お子さまにはぜひ大学を有効に活用しなさい、と言葉がけをしてほしい」と語りかけた。
次に就職の近況報告では、今春卒業生の就職率や現在の売り手市場を説明。そのうえで求められる人物について「いっしょに働きたいと思ってもらえる人柄。企業の理念に共感しているか、また主体的に物事を進める力があるかが大切」と強調した。さらに資格取得も大きなエビデンスになると言い「例えその業界に進まなかった、その資格を使わなかったとしても、資格取得につながるプロセスを実行した力が評価される」と訴えた。また親としての関わり方では「親子であってもホスピタリティは大切。子どもを甘やかすだけでは成長を阻害する場合もある。判断は難しいが、時には厳しい言葉がけも必要。お子さまに寄り添った対応をお願いしたい」と述べた。
大学の近況報告

大澤貴士学生支援担当課長から、学生生活に関する近況報告が行われた。最初に明海大学の特徴として、学生の中に留学生が多く、学内にいながら留学体験ができると説明。4月からの大学行事や、体育会活動についても報告があった。また最重要として取り組んでいる授業出欠席状況調査、修学継続支援・相談室の設置についても紹介があり、大学側がさまざまな形で学生のサポートを行っている様子が伝えられた。

個別面談会

担当教員との個別面談では、教員が用意した資料を一緒に確認しながら、どのブースでもじっくりと話し合いが行われていた。

個別面談の様子①

個別面談の様子②

参加者の声
<英米語学科2年生の保護者>
以前から希望していた留学が決まり、本人がとても頑張っているという話で安心しました。複数の先生からの情報も聞けるのは、とてもうれしいですね。
<中国語学科2年生の保護者>
2回目の参加で、今回は留学のことをメインに話をしました。友人からの話などで本人も刺激を受けており、目標も具体的になって頑張っているようです。
<不動産学科3年生の保護者>
勉強の進捗状況を説明していただき、安心できました。宅建の資格も取得でき、インターンシップ先の方にも褒められたようで、本人も自信を持てたようです。
<不動産学科3年生の保護者>
単位取得について、先生と相談をしたいと思っています。本人も不安に感じている様子なので、足りているところ、不足しているところ等を、具体的に聞いておきたいと思います。
<ホスピタリティ・ツーリズ学科1年生の保護者>
大学や授業の様子をいろいろと聞いてみたいと思って、初めて参加しました。先生からは「友達とも仲良くやっている」と言われ、授業の進め方についても説明を受け、大学のことがよくわかりました。
<ホスピタリティ・ツーリズ学科3年生の保護者>
就職活動について、子どもにどのようにアドバイスをしたらよいかと思い初めて参加しました。英語を使える職業を希望しているようなので、いろいろな情報を得たいと思います。

東北地区(郡山市)教育懇談会

10月20日(日)、「郡山ビューホテル」にて、東北地区(郡山市)教育懇談会が開催された。

全体会

開会にあたり、髙津吉和教育後援会会長が「大学教職員と保護者の対話を目的に行われているのが、この教育懇談会。一人でも多くの方と対話ができるように全国で開催している」と説明。11月3日・4日に行われる明海祭も紹介し「今年のテーマは『Try』大学生活を送る上で、何事にもトライという気持ちを忘れずにいてほしい」と挨拶した。

髙津吉和会長

二宮秀生副学長

続いて二宮秀生副学長が登壇し、以前には存在しなかったユーチューバーや生成AIなどを例に「今は高度成長期とは全く違う、どんどん移り変わっていく世の中。正解がなく予測がつきにくい未来社会を生き抜くためには、相手を思いやるホスピタリティマインドが必要」と語りかけた。また自主的・主体的の違いにも触れ「なりたい自分を目指しながら、主体的に学ぶ力や習慣を身に付けてほしい。大学はそのための学びのサポートをしていく。大学を有効に活用してもらえれば」と述べた。
就職については、今春卒業生の就職率や、現在の大学求人倍率といった具体的な数字を提示し、その内容を解説。おおまかな就職スケジュールはあるものの、その通りに動いている企業ばかりではない、と言及した。就職活動の入口にもなるインターンシップについてはより詳しい説明があり「大学と企業が契約して行うインターンシップは、単位にもなる。適性の見極めにも役立つので、2年生には特に参加してほしい」として、次の春休みにも行われると伝えられた。
親としての関わり方などにも話が及び、参加者は手元の資料を見比べつつ、熱心に話に聞き入っていた。
大学の近況報告

学生生活については、大澤貴士学生支援担当課長から報告があった。4月の新入生歓迎会では、部活動やサークル活動の紹介・勧誘が活発に行われたが「2年生以上であっても、今からサークルに入る事も可能」と伝えられた。また授業出欠席状況調査を通じて、修学意欲をなくす前に問題の早期発見や解決へとつながるよう働きかけていること、学生がさまざまな困り事を相談できる修学継続支援・相談室を設けていることを説明し、ぜひ役立ててほしいと呼びかけた。

個別面談会

個別面談会場では担当教員のほか、学生支援担当職員との面談も行われた。保護者が聞いておきたいこと、大学が伝えておきたいことなど、双方の情報交換が活発に行われていた。

個別面談の様子①

個別面談の様子②

参加者の声
<経済学科1年生の保護者>
今回は大学の方から連絡をいただいたこともあり、参加しました。朝きちんと起きているかなど心配は尽きませんが、本人はマイペースです。この面談が自立への第一歩になれば、と思います。
<経済学科3年生の保護者>
地区懇談会や個別面談の雰囲気がとてもよく、毎年足を運んでいます。ゼミの様子も詳しく聞けて、真面目にやっているようで安心しました。明海大学は温かくきめ細かに対応してくれるので、とてもいいなと感じています。
<ホスピタリティ・ツーリズム学科3年生の保護者>
昨年に続き2回目の参加です。学習状況や生活の様子など、すべて理解できました。大学の仕組みについても知ることができ、危機感も持てました。本人が希望している職種もあるようですが、まずは足元を固めてからとアドバイスしたいと思います。
<口腔保健学科2年生の保護者>
日頃の生活の様子と、3年生で始まる実習内容を聞いてみたいと思い参加しました。今日は具体的に聞くことができてよかったです。このように先生と直接お話しできるのは、とてもいい機会だと思いました。

中国・四国地区(岡山市)教育懇談会

10月26日(土)、「ホテルグランヴィア岡山」にて、中国・四国地区(岡山市)教育懇談会が開催された。

全体会

開会にあたり、髙須静華教育後援会副会長から地区教育懇談会は「大学に対する疑問、学生生活に対する心配ごとや困りごとを解決するための貴重な機会です。個別面談ではたくさん先生と話をして、有意義な時間を過ごしてください」と呼びかけた。

髙須静華副会長

二宮秀生副学長

続いて二宮秀生副学長から、「2つの数字をご紹介したい」と前置きし、「93%」と「65%」というある数字を提示した。「93%は、今年3月に卒業した学生へのアンケート調査で、”明海大学に入って良かった“と答えた学生の割合です。高い数値と見ることもできますが、7%は良かったと思っていないとも読み取れます。100%に近づけていけるよう、努力したい」。また、「65%は、今から10年ほど前に出された数字ですが、その当時小学生の子どもたちが、10年後に現在は存在しない職業につく確率です。昔はなかった職業がどんどん生まれているということ。生成AIなど技術の進歩によって、時代がものすごいスピードで変化しており、予測ができない世の中です。こんな不透明な世の中を生き抜くには、相手を尊重して思いやるホスピタリティマインドと、主体的に学ぶ習慣や力が必要です。そのためには学びが不可欠で、そのサポートを大学は精一杯やっていきたい。大学は学生のためにさまざまな機会を用意しています。この機会を活用するかどうかは学生次第。お子さんにはぜひ、大学を最大限活用しなさいと話してほしい」と保護者に訴えた。
大学の近況報告

大澤貴士学生支援担当課長から部活動の紹介や、困ったときに駆け込める相談室の紹介などがなされた。

個別面談会

保護者から「今から教員免許の取得を目指すことは可能?」「卒業単位が心配だが、親からあまり言い過ぎても反発されてしまいそう」など、教員へさまざまな質問や相談を投げかけていた。教員からは学業成績のことだけでなく、友人関係や授業への向き合い方といった普段の様子も話され、「子ども本人からは聞けない話も多かった」など、保護者からは喜びの声が多く聞かれた。

個別面談の様子①

個別面談の様子②

参加者の声
<日本語学科2年生の保護者>
授業にちゃんと出席しているか、単位は大丈夫かなど、資料を見ながら先生に丁寧に説明していただけました。大学でこうして先生と個別に話ができる機会を作ってもらえるのは、とても珍しいことなのでありがたいですね。先生には多大なサポートをお願いしたいとお伝えしました。来年は就職活動を始めるタイミングですので、その話を聞きにまたうかがいます。
<経済学科1年生の保護者>
学部の先生だけでなく、学生支援課の大澤さんが息子のことを気にかけてくれているようで、友人関係など普段の様子をたくさん聞くことができて感謝しています。息子から私たちへのメッセージももらってきてくれていて、うれしかったですね。全国各地をまわってこのような会を開いているのは、とてもすごいことだと感じています。次回も参加します。
<経済学科3年生の保護者>
毎年参加しています。3年生で就職活動が控えているので、今回はその点を中心に話を聞きに来ました。地区懇談会の開催自体もそうですが、大学が学生と保護者のためにさまざまなフォローをしてくださっているのがよく伝わってきます。せっかくの良い機会なのに、保護者の参加が少ないのがもったいないですね。アナウンスの仕方や参加したくなるようなイベントを取り入れるなど、魅力をアップさせて引き続き開催してもらえたらうれしいです。
<不動産学科1年生の保護者>
息子本人に連絡をしてもなかなかつながらないので、心配の気持ちもあり、先生にお話をうかがおうと思って参加しました。親の元を離れ、自由にやっている分、それが成績に響いてしまっているようです。やる気を出すかどうかは本人次第なので、見守るしかないですが、どうにか頑張ってほしいと思います。地区懇談会はぜひ四国でも開催してもらえたらうれしいですね。
<不動産学科3年生の保護者>
就職や資格取得について話を聞きたくて、初めて参加しました。息子本人の話では、ちゃんと授業に出席しているとのことでしたが、先生に聞いてみると休んでいる日もあるようで、実際の学生生活が知れたことは収穫でした。成績のことも含め、今日先生と話した内容をふまえて、帰省してくるタイミングで本人とじっくり話をしたいと思います。
<口腔保健学科2年生の保護者>
国家試験のことや就職のことについてお話を聞きたくて、初めて参加しました。個別面談で先生から成績のことなどお話をうかがって、もう少し子ども本人に頑張る意欲を持ってもらわないといけないと思いました。保護者としても、お尻を叩きたいなと思います。遠方ですのでなかなか大学へは足を運べません。そんな中で、先生方がわざわざ岡山まで来てくださるのはとてもありがたいと感じています。

11月16日(土)、「大阪ガーデンパレス」にて、近畿地区(大阪市)教育懇談会が開催された。

全体会

初めに髙津吉和教育後援会会長は挨拶で、教育後援会について、保護者によって構成され、保護者と大学の架け橋として活動していることを説明。11月3日・4日に開催された明海祭を見学したことにも触れ、「大勢の学生が明るく元気に活躍しており、私たち後援会のメンバーも学生からパワーをもらいました」と報告した。

髙津吉和会長

二宮秀生副学長

続いて二宮秀生副学長が登壇。二宮副学長は93%という数字をあげ、これは今春卒業した学生の中で「明海大学に入学して良かった」と回答した人の割合だとし、今後は7%を減らす取り組みをしていくと決意を述べた。
就職については、今春入社した就職希望者の就職率は97.8%であり、前年よりも0.6ポイント増加した。求人倍率は1.75倍であり、選り好みをしなければ就職できる数字で、「一般的には売り手市場」だと話した。しかし、大企業と呼ばれる従業員規模5千人以上の会社の倍率は0.34倍と依然として厳しいと話した。
企業の採用スケジュールについての説明後は、インターンシップへの参加について。インターンシップに参加した学生アンケートでは、9割の学生が「参加して良かった」と答えている。希望の業種だったが、参加してみるとイメージと違ったという場合もあり、視野を広げて複数のインターンシップに参加してほしい、と参加を促した。
資格については、それが業務と結びつかない資格であっても、取得のために計画的にやり遂げたプロセスは評価につながると伝えた。
大学の近況報告
大澤貴士学生支援担当課長から、大学の近況報告が行われた。4月の入学式や、開催されたばかりの明海祭などの行事のほか、体育会の活躍ぶりも紹介した。
学生支援として大学が一番力を入れている、学生の「出席状況調査」についても説明。欠席が多い学生は修学を継続する意欲が喪失してしまうことが多いので、大学から声をかけている。ただ出席を促すだけでなく、大学に来ることができない問題を確認し、必要な支援へと結びつける活動しており、「授業のことだけでなく、メンタルの問題、学費のことなど、小さなことでも大学に相談して、就職支援も含めて、ぜひ大学を活用してください」と話した。
個別面談会

学科別のブースに分かれて行われた個別面談では、学業面だけなく、出席や留学等のブースも設置。担当教職員と直接話せる場とあって、盛況だった。

個別面談の様子①

個別面談の様子②

参加者の声
<英米語学科1年の保護者>
成績のことなどが心配で、家の近くで開催されるのでせっかくならと思い参加しました。昨年も出席しましたが大学の話を聞いてみると、忘れていることもあったので来て良かったです。
<中国語学科3年の保護者>
先生とお話しすると、子どもの細かいところまで見てくれていることがわかります。離れて暮らしているので、大学での様子がわかると安心です。今年も来てよかったです。
<経済学科2年生の保護者>
部活と学業が両立できているのか心配で参加しました。先生から直接、必要な単位の話など説明を受けることができて安心しました。

11月17日(日)、「オークラアクトシティホテル浜松」にて、東海地区(浜松市)教育懇談会が開催された。

全体会

全体会の開会で、髙津吉和教育後援会会長は「この地区教育懇談会を、保護者の大学に対する疑問やお子さんの学生生活に対する不安事を解決する機会にしてほしい」と挨拶した。また、現4年生の約8割が就職の内定を獲得していることに対し、「教職員の皆さまの尽力の賜物」と保護者を代表して感謝を述べた。

髙津吉和会長

二宮秀生副学長

次に二宮秀生副学長は挨拶の後、キャリアサポートセンター長という立場から、就職状況について説明した。今や子どもの憧れの職業にもなったユーチューバーを例に挙げ、今後はAI技術の発展により、予測がつきにくい社会になっていくと説明。そんな時代を生き抜くために、「『自主的』は決まったことを進んで行うこと、『主体的』は何かをやるかも責任を持って自分で考えていくこと。学生には主体的に学ぶ習慣を身につけてほしい」と話し、海外研修、資格取得・インターンシップなどの奨励など大学のサポートを挙げ、「この機会を活用するかどうかは本人次第。大学を有効活用するよう保護者からも声掛けしてほしい」と訴えた。
就職については、企業で採用担当をしていた経験を踏まえ、「第一印象に人柄が表れる。この人と一緒に働きたいと思わせることが重要」と述べた。また、「熱意」を伝えることも大切で、自己分析をして自分の強みを認識すること、その強みを会社でどう生かせるのか、企業研究の必要性を伝えた。
保護者へは、学生にとって一番身近な社会人としてアドバイスしてあげてほしいと話した。
大学の近況報告
大澤貴士学生支援担当課長から、学生数や留学生数、行事、体育会の活躍ぶりなど、大学の近況報告があった。
さらに学生支援課で力を入れているのが「出欠状況調査」で、年に4回行っている。学生は欠席が続くと修学意欲をなくしてしまうため、早めに必要な支援へと繋げていく取り組みだ。「修学支援相談室」は、授業についてだけでなく、学生生活や学費のほか、気分が落ち込むなどのメンタル面のケアもしており、どんな悩みでもいいので相談してほしい。保護者からの相談も受け付けていると話した。
個別面談会

全体会終了後は個別面談となり、学科別にブースに分かれて面談を行った。面談後はすっきりとした面持ちで、参加者は会場を後にした。

個別面談の様子

参加者の声
<経済学科1年生の保護者>
大学の方から家の近くまで来てくれると知り、感激しました。なかなか浦安までは行けないので、「地元での開催なら」と参加しました。今日は来て良かったです。
<経済学科3年生の保護者>
全体会では大学の雰囲気を知ることができて良かったです。写真などもあればもっとキャンパスの様子が伝わるかもしれませんね。先生と個別に面談できるのは本当に有意義です。
<経済学科3年生の保護者>
出欠のこと、履修のことなどの心配事を相談できて良かったです。この会をきっかけに、子どもとも悔いのないように話し合うつもりです。県外からの参加で、せっかくなので浜松を観光してから帰ります。
<不動産学科3年生の保護者>
不動産学科の先生が来てくださり、将来に向けてどの単位を取ったら良いかなど詳しい話ができたので良かったです。私も不動産関係の仕事なので、専門の先生とお話しすることができ、充実した時間を過ごせました。
<ホスピタリティ・ツーリズム学科2年の保護者>
明海大学は本当に子どものためによくしてくれる大学だと思います。先生は勉強のこと、来年の就職活動のことなど、いろいろなお話をしてくれて、子どものことをよく見ていてくれているのが分かりました。

九州地区(福岡市)教育懇談会

11月23日(土)、「ホテルモントレ ラ・スール福岡」にて、九州地区(福岡市)教育懇談会が開催された。

全体会

会の冒頭で、髙津吉和教育後援会会長は「離れた土地へ子どもを送り出して、おそらく心配も多いはずです。先生方とたくさん話して、多少なりとも心配を解消してもらえたら」と挨拶した。

髙津吉和会長

二宮秀生副学長

続いて、副学長として大学代表の挨拶、加えてキャリアサポートセンター長として、就職活動の状況について説明をした二宮秀生教授は、幾度も「大学を上手に活用するよう、ぜひお子さんに伝えてください」と強調。社会に出る前の大切な時期に、一人の人間として学生の成長を支え、資格取得や就職活動のサポート、生活面におけるアドバイスなど、学生に寄り添う大学であることをあらためて保護者へ伝えた。

大学の近況報告

大学の近況報告について、大澤貴士学生支援担当課長から4月からの行事のほか、体育会の活躍についての報告があった。また。授業出欠席状況調査、修学継続支援・相談室の設置についても紹介し、「悩みや不安なことがあったらどんなことで相談してほしい」と呼びかけた。

個別面談会
その後、学科ごとに教員が参加し、保護者と1対1で個別面談が実施された。この日のために教員は、各学生と関わりの深いゼミの担当教員や部活動の顧問、学生本人などにヒアリングをして情報を収集。数字には表れない、普段の交友関係やゼミや授業での様子、資格取得や就職活動に向けた動きなどについて、保護者に丁寧に伝えた。保護者からは「子どもが話してくれないようなことまで、知ることができた」「大学での様子がわかって安心した」など、喜びの感想が聞かれた。
また、保護者からは、卒業単位は足りているのか、アルバイトばかりして授業に出ていないのではないか、本気で就職活動をできているのか…といった不安の声が教員に寄せられた。それに対して教員は、出欠状況表や成績表、修得単位がわかる資料などを使って回答。安心材料を得た保護者もいれば、お尻を叩かないといけないと感じた保護者もいた様子。いずれにせよ、教員と直接対面してさまざまな情報を得たことによって、次のアクションが決まったようで、「今日、先生にうかがったことを持ち帰って、子どもと話をしたい」と話す保護者が多かった。
自身が大学生だった頃とは、大学との付き合い方や就職活動の方法などが大きく変わっている。子どもと話すにしても、保護者が「今」の情報を持っていないと難しい。そうした意味でも「有意義な時間になった」との声が聞かれ、充実した会となった。

個別面談の様子①

個別面談の様子②

参加者の声
<英米語学科4年生の保護者>
娘は今、大学院の受験中で、受かった場合と残念ながらダメだった場合に、どのような選択肢があって、どのような道を進めるだろうかという相談をしました。地区懇談会には4年間、毎回参加をしたのですが、学年ごとに違うことを相談させていただきました。いつも相談に合わせて的確なお話をしてくださり、感謝しています。このように、対面で先生をお話しできる機会はとてもありがたかったです。
<経済学科1年生の保護者>
成績表は自宅に送られてきますが、4年間でどのくらいの単位が必要で、現時点でどのくらい取れているのかなどがわからなかったので、丁寧に説明していただけて良かったです。テストの成績やレポートの提出状況、出席状況などもうかがうことができました。親の時代の常識とは大きく変化して、今の子どもの常識は違いますから、「先生も大変ですね」などと気軽に世間話もでき、和やかで良い面談になりました。来年も参加します。
<不動産学科4年生の保護者>
4年生なので、就職活動のことと卒業できるのかどうかについて聞きたくて参加しました。息子本人からは報告がなかったのですが、先生からある企業から内定をもらっているとの話を聞いて驚きました。内定が出ているのなら、あとは卒業だけ。単位をしっかり取って、学内試験にも無事合格して卒業してほしい。今回初めて参加しましたが、こんなにも親身に話をしてくださるのなら、1年次から参加していればよかったです。
<ホスピタリティ・ツーリズム学科2年生の保護者>
インターンシップや就職活動について話を聞きに来ました。娘は学科内で専攻を変更したのですが、娘本人も仕組みについてよく理解していなかったようなので、それについてもいろいろと質問させていただきました。おそらく娘よりも私の方が詳しくなったはずなので、帰省した際にでも私から説明したいと思います。普段の様子も聞くことができ、保護者としてはとてもありがたい機会でした。
<口腔保健学科1年生の保護者>
離れて暮らしているので、少し心配な面もあって足を運びました。とても親しみやすい先生で、話しやすい空気を作ってくださり、いろんな疑問も解消できて、来て良かったと感じています。娘はまだ1年生ですが、進路の方向性についてもお話をうかがえて、安心材料ができました。保護者が出席状況を見ることができるシステムも、使い方を教えていただいたので、これからしっかり確認したいと思います。

沖縄地区(那覇市)教育懇談会

11月30日(土)、「オリオンホテル那覇」にて、沖縄地区(那覇市)教育懇談会が開催された。

全体会

冒頭に髙津吉和教育後援会会長が「沖縄から遠く離れた浦安にお子さまを送り出していることで、保護者の皆様には心配事や不安が多々あると思います。今日は先生方とたくさん話をして、有意義な時間になればと思います」と挨拶。11月に開催された明海祭の様子のほか、12月には学生の食支援として、おにぎりを低価格で提供することも伝えられた。

髙津吉和会長

二宮秀生副学長

続いて二宮秀生副学長が登壇し「はいさい、皆さんこんにちは」と挨拶。現代は変化が激しく、予測ができない・正解が導けない時代になっているとしたうえで「不透明な世の中で生き抜くには、相手を尊重し思いやるホスピタリティマインドが大切。それをベースにして、なりたい自分を目指し主体的に取り組む力をつけてほしい」と話した。
さらに明海大学の3つのポリシーについても詳細な説明があった。社会性・創造性・合理性を育むディプロマ・ポリシー、基礎教育からキャリア教育、研修や資格取得などさまざまな機会を設けているカリキュラム・ポリシー、各分野で活躍したいという強い意志を持った学生を求めるアドミッション・ポリシーが目指す指針で、「そのためには、大学を活用する意思が重要」と述べた。
就職については、具体的な数字を挙げながら昨今の売り手市場を解説。ただし、業界や規模により求人倍率が大きく異なることも指摘した。またインターンシップについては「自分の適性を知るいい機会になる。積極的に参加してほしい」と呼びかけた。最後に「自分の特徴を生かせる環境に進んでいくのが一番の幸せ。大学はそのための道具として有効に活用してほしい」と結んだ。
大学の近況報告
大澤貴士学生支援担当課長からは、学生生活に関する近況報告が行われた。明海大学の特徴として留学生が多く在籍しており、学内で留学体験ができる環境にあることや、4月からの大学行事、体育会活動状況を紹介。また11月の明海祭は、1万人以上の人が集まる大イベントとして開催できたと報告があった。
学生支援課が最重要として取り組んでいる授業出欠席状況調査は「入学したからには、ぜひ卒業してもらいたい」という趣旨で行われていると述べ、直近では10月に通知を行ったと伝えた。最後に困り事や悩み事を相談できる修学継続支援・相談室を紹介し「不安や問題を抱えた際には、相談してほしい。先生方とも連携し、一緒に解決していきたい」と語った。
個別面談会

全体会終了後は、個別ブースにおいて担当教員との面談が行われた。大学での様子や交友関係など、教員の話に真剣に頷いたり時には笑い声があがったりしていた。成績の内容や留学の話、就職についてなど話題は多岐に及び、活発に話し合いが行われた。

個別面談の様子①

個別面談の様子①

参加者の声
<日本語学科4年生の保護者>
4年生なので就職や卒業が大事な時期なのですが、あまり子どもと話せていなくて…。今日聞いた内容を基にして、しっかりと話し合いたいと思います。もっと早く地区懇談会に参加していればよかったな、と思いました。
<英米語学科3年生の保護者>
就職活動のスケジュールを詳しく聞きましたが、去年と同じ先生だったのでとても話しやすかったです。本人からもインターンシップに行くと連絡があり、先輩方の話も参考にしながら頑張っているようです。
<中国語学科3年生の保護者>
子どもは現在中国に留学中で、年明けには帰国します。大学に戻ってからの住居や授業のことなどが心配でしたが、今日の説明でとても安心できました。先生方に背中を押してもらい、当初の予定にはなかった長期留学も経験できて、本当に感謝しています。
<経済学科3年生の保護者>
親の前では不安を口にすることもありますが、大学では充実した生活を送っているようで、昨日「簿記1級に合格した」と連絡がありました。先生のアドバイスで、会計士の資格も目標にしているようなので頑張ってほしいですね。
<不動産学科1年生の保護者>
沖縄から子どもを送り出している親同士として、皆さんといろいろ話をしてみたいと思い参加しました。個別面談では学業とアルバイトの兼ね合いや、大学での様子を聞いてみたいと思います。
<不動産学科1年生の保護者>
大学の先生からさまざまなアドバイスを頂き、本人は資格取得に向かって頑張っているようで、資格取得に役立つ専門学校の事や留学のことなどを、詳しく聞いておきたいと思います。

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